全天球カメラRICOH THETA(2013年11月18日現在の備忘録的まとめ)

備忘録的な意味も含めてRICOH THETAに付いてのあれこれをまとめてみる。

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1.撮影方法

  • 本体のシャッターボタンを押す
    起動までの時間を正確に測定した事がありませんが、電源を入れてすぐに撮影が出来るのでストレスを感じる事は無いと思います。
  • RICOH THETA for iPhoneを使う
    iPhoneとWi-Fi接続を行いリモートシャッターの機能を利用して撮影が出来ます。
  • Photosynthを使う
    RICOH THETA for iPhoneと同じように撮影が出来ます。iOS 5.0から動作するようなので古いiOSで利用する時なんかにいいのではないでしょうか。余談だけど家で暇をもてあそばしている第一世代iPod touch(iOS 3.0)でも動くアプリとか出ないかな…出ないですね、はい。

2.撮影されるデータ

パノラマ(正距円筒図法)データ。ファイルのサイズは高さ1792px、横3584pxのJPEG形式画像。ファイルサイズは写す物によって変わるけどざっくり2.3MBくらい。

RICOH THETA

RICOH THETA

3.データの取り出し方

  • Mac、Windows PCを利用する場合
    microUSB経由でMac、Windows PCと接続します。PTP接続のようでiPhoto、Apertureの取り込み、Windowsではドライバ無しでデータの取り出しが可能です。PTP接続なのでTHETAにMacからデータをTHETAに入れる事は出来ません。Windows PCではどうだったかは忘れました。
  • RICOH THETA for iPhoneを利用する場合
    リモートシャッターを利用した時は撮影直後にiPhoneに写真が転送されます。

    Fig 1

    本体のシャッターボタンを使って撮影したデータはRICOH THETA for iPhoneアプリからカメラにアクセスすると未転送の写真の一覧を確認する事が出来るので、選択してiPhone側にデータの転送が可能です。なお、この時のデーターの扱いをコピーにするのか、移動(転送後に削除)してしまうのか設定が可能です。

    Fig 2

  • Photosynthを利用する

    RICOH THETAと接続後にユーザアイコンの中の“ON DEVICE”でデータの取り込みが可能です。デフォルト設定だと取り込み時のプログレスバーの下に「delete imported panoramas from Ricoh Theta」とかってチェック項目があるのでこの設定を外さないとRICOH THETA上のデータが削除されるのが注意でしょうか。

    Fig 3

4.データの閲覧方法

  • iPhoneを利用する
    RICOH THETA for iPhonePhotosynthを利用してグリグリと写真を動かす事が出来ます。現時点ではAndroidには対応していないようです。
    飲み屋なんかで撮影してみんなに見せると珍しいのもあって盛り上がります。
  • Mac OS X/Windowsを利用する
    前項で紹介した方法等で取り出したデータは公式サイトより各々のOS向けソフトウェアをダウンロード・インストールすればグリグリと動かせます。Adobe Airのソフトウェアのようです。
  • Blog、ホームページに埋め込む、SNSで共有する
    次項を参照してください。

5.データの埋め込み、共有方法

  • theta360.com
    現時点では閲覧用のURLをSNSで共有します。とくにSNS側でサポートも無いようです。またBlog、ホームページへの埋め込みはサポートされていません。
  • Photosynth.net
    Photosynthから公開したデータのみ利用が可能。ただしSilverlightのプラグインが必要。
    ところで、下に埋め込んでみたけど見れます?OS X MavericksとSafari環境にSilverlightを入れてみましたがコントローラ的な物が表示されるだけです。

  • ThetaViewer
    jQueryのプラグインを利用してオリジナルのJPEG画像をグリグリ動かせるようにします。この方法であれば気軽にblog等に埋め込みが可能になります。利用する人によってはハードルが高いかも。あとユーザ環境と言うかブラウザを選ぶかな…


最後の共有方法ですが公式でブログ等への埋め込みコードが用意されていないがとても残念。ここがクリアされるとRICOH THETAの完成度が上がるような気がします。残念ながら最近この手の商品はハードとサービスが高いレベルで連携出来て初めて完成度が高いと言えるので、あんなかわいいシャッター音とかにまでこだわっているのでもったいない。

ここまでまとめていて思い出したけど、今年2月のCP+でみた全天球カメラがこんな短期間でこんな風に登場するとはねぇ。

PENTAX RICOH 全天球カメラ

Pentax K-5 + smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR
影響があったのかどうか分かりませんが「bubl – 360º camera technology for everyone」なんてのも2014年5月に登場するようです。こちらも気になりますね。

おっと、話がずれましたが、また何か情報があったらこのページを更新していきます。

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