インドの手作り絵本「夜の木」を買った

インドで手作りされている絵本「夜の木」を購入しました。

「恵文社」でインドで手作りの絵本を取り扱うってニュースで知ったこの絵本。現物を確認できないので作品自体ではなくバックグラウントの物語にまず反応してしまうのがいいのか悪いのかわかりませんが、とにかく「これはとりあえず買っておこう」ってな直感ですぐに注文。

インドでの制作模様がYoutubeで見ることができるとかってあたりが現代的です。
この動画を見ると途中でiMacが出てきてシルクスクリーンの版を作っているのかな？よくわからないのですが、一瞬「手作り？」なんて思ったりもしますが、そこからの手作りっぷりが泣けます。

さて、届いたパッケージというか包みの袋を開けると匂い立つアジア雑貨のお店のような匂い。「おぉ！エスニック！」と謎の衝撃を受ける。

構成は見開きのページの片側に木にまつわる物語だか言い伝えだかわかならない文章。そしてもう片側に中央インドのゴンド民族のアーティストの描いた絵。それぞれが真っ黒な紙の上に展開されていて非常に印象的。読んでいて飲み込まれそうになる迫力がある。

また、この手すきの紙の質感、読んでいて匂いから来るのかよくわかりませんけど埃っぽいような感じもあって全身で読んでいるような錯覚になります。

なんともすごい本なので、知人に渡すためにもう一冊買おうかと持ったくらい。でも、中に入っている『「夜の木」通信』なんて折込を読んでいたら刷りごとに表紙が違うとか書いてある。Amazonで中古が買えるんだけど、表紙が違う。さらに英語版とも違うのはそんなわけなのか。だったら5刷り目がどんな表紙か見てみたいのでその時にまた注文してみようかな。



表紙を見せるためにAmazonへのリンクを貼ってみたけど、購入するのであればタムラ堂の「夜の木」ってページから注文するのが一番いいと思います。

よしかわの手元に来た「夜の木」のシリアル番号を見ると刷りごとに2000部なのかな？
決して多い数字ではないような気がするし、この本がインドから届くプロセス、自費出版ということなどを考えるとしのごの言わずに気になった人は飛びつくのが吉だと思います。