Canon PowerShot G9 Xをしばらく使ってみた
Canon PowerShot G9 Xをだいたい2週間ほど使ったので感想を書いてみる。
Canon PowerShot G9 X
やっぱりわかっていたけど、コンパクトなことは正義。良いところ
- コンパクト
これまで使っていたCanon PowerShot S95と変わらないコンパクトデジカメのサイズに収まっている。 - 動作速度
比較するのが間違っているような気がするのですが2010年に出たS95から比べると何もかもサクサクと動く。とくにコントロールリングにズームを設定しているんだけど、この速度が非常に快適になっている。またAFも気持ち悪いくらい早い。 - 画質
ソニーのRX-100シリーズに使われてるセンサーと同じものだと思うけど、画質、高感度耐性ともにコンパクトデジタルカメラの中では非常に高いレベルだと思います。下の写真とか原寸大で見ると猫の体の毛がぼんやりしていますけど、まぁ普通に見れば全く気にならないレベル。 - 手振れ補正
手振れ補正もよく効くようでレンズの明るさ、高感度耐性が高いのもあってほとんどブレずに撮影出来ます。もっともよしかわは暗いところでは暗くなるように露出を-3段とかで撮影をするのもあるかもしれません。 - 質感
S95はプラスチックが所どころで使われていてその質感が残念だったのですが、G9 Xは手に触れるところが基本金属になっていて質感がよくなっています。ただし価格も相応にあがっているのでそう考えると妥当といえば、妥当かな。
Canon PowerShot G9 X
Canon PowerShot G9 X
Canon PowerShot G9 X
残念なところ
- 動画の頭で音がフェードイン
ビデオカメラを使ったことがないのでG9 Xの動画機能はフルHDで撮影できてオートフォーカスと結構気に入っているのですが、なぜか撮影開始時は音がなくて2秒目くらいまで徐々に通常の音量になる。まさにいつも音がフェードインしてくる。 - 広角がもう少しというか24mmから始まればよかったかも。ただサイズとトレードオフならいまの画角でいいや。レンズに関して足りない部分は工夫をすればいい。
- レリーズが浅い
いわゆるピントを合わせるためにシャッターボタンを半押しするのですが、一気に撮影されたり、意図しないタイミングで撮影されることがちょいちょいありました。 - 操作性
悪くはないけど、S95の背面コントロールリングに比べるとタッチパネルは両手を使わないといけないのは少し不便。あと撮影した写真を再生するときに左右にスワイプ、ピンチイン、ピンチアウトが初期のAndroidみたいな挙動で非常に安っぽい。 - Wi-Fi
iPhoneと連携させるのですがお互いを認識するまでやたら時間がかかります。撮影の後で電車で移動中とか暇な時間ならいいのですが、テンポよく撮影、転送、SNSでシェアとかって感じでは使えません。 - USBの蓋
側面についているUSB接続、HDMI出力の端子のカバーがやたら開けにくい。ただ両方使わないのであまり気にはしていません。USB充電にも対応しているので旅行時は使うかも。
といった感じでしょうか。残念なところで書いた動画撮影時に音がフェードインしてくるのは完全にバグな気がしますが、それ以外は致命的って感じでもないのであまり気になっていません。
Canon PowerShot G9 X
最初に書くべきでしたでしょうが、よしかわの使い方はほぼ絞り優先(Av)モードの撮影です。コントロールリングはズームの設定。ISOは上限を3200に制限した上でオートにして使っています。明るさを調整したり、ボケ度を調整するために絞りをたまにいじる程度と基本的にはカメラ任せで、必要に応じて調整をする程度って使い方です。
Canon PowerShot G9 X
まぁ、そんなわけで現時点ではコンパクトながらも非常に快適に満足がいく画質で取れるカメラでいいものを買った感があってホクホクしています。