時短プラモを試してみる
春ぐらいに知った時短プラモってなプラモデルの作り方が良さそうだったので試してみました。
ヨシカワはガンダム直撃世代なのでいつまで経ってもガンプラを作りたかったりします。
いつ頃からかわかりませんがバンダイの謎技術で塗り分けすべきパーツが全てプラスチックの基本色となった状態になったので基本的に塗装をしなくてもそれらしくなるガンプラが登場しました。さらにプロポーションも良くなったり、関節の稼働範囲も大きくなってかなりグッと来るわけですよ。
しかし、実際に作ってみるとそれなりにはなるのですがプラスチックの質感が残念ながらそのままなので興醒めしてしまうんですよね。もともとちゃんと色を塗ってガンプラを作っていた世代なので求めるものが少し高いみたいです。
しかし、ちゃんと作るとなると時間も取られるし大変…
なんて思っていたところにモデリズムの小林さんが提唱していた時短プラモを知りました。
補足しつつブログにまとめました。
— モデリズム 小林和史 (@kobax27) April 10, 2020
「オリジンガンダムをつくる」https://t.co/JzlN3twrXY
ガンプラ興味無い人にも参考になる事があるかもしれません。
また何か作る時は #時短プラモ タグ付けてツイートしますね。一気には完成しないと思うけど、週末に次のプラモ塗装始めようと考えています。 pic.twitter.com/gc9wcvid8c
このツイートにあるリンクを見ればわかりますが、時短プラモの肝は「ランナーにパーツがついた状態のまま塗装をして組む」です。このページにあるその状態を見ると全然あり。
そして、小林さんの基本的な白、青、黄、赤ってイメージの初代ガンダムを素晴らしい配色センスで組み上げています。この淡い色のガンダムに打ちのめされて真似をしてみました。
しかし、しかしです。転売をする人が増えたのか、今回作りたい「HG 1/144 RX-78-02 ガンダム(GUNDAM THE ORIGIN版)」が手に入らない。n月生産分とかって感じで数ヶ月先の予約ができるモデルもあるのですが、このORIGIN版ガンダムはそれすら出来ない。
ちなみに転売されているものは売っているのですが、金銭的なことよりもそんなことをするこの手の人たちの素性がわからない。そんな人に個人情報が渡るのはいろいろ怖いので普通の経路で手に入らないかのんびり待っていました。所詮ガンプラなので急ぐ必要もないし。
ってことで、のんびり見ていたら9月生産分がAmazonで購入できたので7月くらいに注文。なぜか前倒しになって8月頭に入手できました。
で、慌てて塗料とかを揃え始める。久しぶりに塗料を買ったのですが塗料って200円くらいなんですね。結構な数の塗料も買っても¥2,000しない…
ガンプラにハマっていた小さい頃は高くて手の出なかったエアブラシを調べたらこちもらも安くなっていて驚く。そんなに使うつもりもなかったので何かで知った充電式エアブラシ、あと子供の頃と違って有機溶剤の怖さとかもわかっているので防毒マスク、ゴーグルも購入。
準備万端。
エアブラシも初なのでいろいろ動画を見て学習をしてから使い始めました。塗料を薄めるためにシンナーの匂いが懐かしい。って、危ないと有機溶剤のマスクをする。換気を考えて窓も開け放って塗装をしていたのですが暑い。手が寄れるのも嫌って自転車の整備用に買っておいた使い捨てのニトリル手袋をしていたので暑さも倍増。
それはともかく、塗り始める。
白によく似たウォームホワイトを塗るとか色がついてるのかさっぱりわからないとか、赤いパーツをオレンジに塗っている時とか「本当にこれで大丈夫なのか?」と不安になったりしましたが、塗り始めてしまったのでやり通すしかないと進める。
トータルで5時間くらい塗装をしていたわけですけど、汗が凄かった。8月の炎天下の中窓を開け放っていたので、まんま外気温。ニトリル手袋の中は汗ですごいことになっていた。手が完全にふやけて真っ白になっていた。
とりあえず一晩おいて次の日に組み始める。
プラモデル用のニッパーとかあるみたいなだけど、ニッパーを作っていたSUWADAの爪切りを使っていたのでそれを利用。よく切れるらしいプラモデル用ニッパーを持っていないので比較はできないけど概ね気にならないレベル。問題があるとすると爪用に刃がカーブしているのでアンテナについている余計な突起が真っ直ぐ切れないとかくらい。
ニッパーはともかく作っていく。塗装前のランナーを見ていた時から気づいていたけど1/144ってパーツがとにかく小さい。さらにいろいろ動くようにするために関節の入り組み具合がすごい。
目の部分はシールもあるんだけど、一応塗り分ける。しかし細かすぎて泣けたほぼ見えないので親の老眼鏡を借りて拡大しながら塗装した。余談だけど老眼で老眼鏡をかけたほうが楽とかって聞いたりする世代だけど、全然そんなことはなかった。老眼鏡よりもプラモデル のためにハズキルーペとかあると便利かもと思ったり。
そんなこんなでひとまず完成。エアブラシ慣れしていないので塗れていない面とか、ライナーから切り離した時のゲート跡とかが気になったりしたんだけどひとまず組んでみたらすごい達成感。てかさっきも書いたけど1/144のガンプラって小さいから細いところはそんなに気にならない。
気になったところを直してもいいんだけど、そこまでやると終わりが見えなくなりそうだったのでここで完成したとみなして終わり。
ただ組むのに比べたら塗装分の半日ほど手間をかけているんだけど、その半日を使うことで満足度は遥かに上がった。コロナ禍でお出かけする気が落ちて家にいる時間が増えたのでこんな時間の使い方もありかと。
ガンダム Mk-IIが手元にあるのと、Zガンダムが来週くらいに届く予定(5月に注文した)なのでしばらく週末はガンプラを作っている気がする。νガンダムも作ろうかなぁ…