国際宇宙ステーションを撮影

国際宇宙ステーションの撮影にチャレンジしてみたら結構うまくいったので、メモメモ。

国際宇宙ステーション
Pentax K-5 + TAMRON SP AF 28-75mm F2.8 XR Di (A09)


用意するもの。
  • iPhoneとToriSat ARアプリ(Android版もあるようです)
  • デジカメ(マニュアル設定と長時間露光出来るもの)
  • 三脚
まず最初に ToriSat AR で撮影が可能な時間に国際宇宙ステーションが日本上空を通る日を待ちます。ソフトを起動すると何日、何時間後に通過するかが分かります。もしくは「ToriSat – 国際宇宙ステーションを見よう –」をみてスケジュール(?)を確認します。
夕方の早い時間だと会社から帰って来れないとか、午前3、4時とかさすがに無理とかいろいろあるのでちょうどいい日を確認。
同時にどんな経路で上空を通過するかも注意。地平線に近い所だったりすると、立地条件によっては見えない場合があります。

この2点が問題ない日が来たら天気が崩れないことを祈りましょう。
雨が降らなくても雲が多くいと見えなくなるので、雲も少ない日くらいの晴れの日を祈りましょう。

さて撮影に適した日が来たら撮影の準備を開始。
空が開けている所なんかでToriSat ARを起動してどんな経路で空を通過するか確認します。こんな感じ。
ToriSat AR

ToriSat ARで確認した経路の方向を向くように三脚をセット。

カメラ設定
ピントに関してはマニュアル設定にしてピントは無限大にセットします。
撮影の設定もマニュアルにします。最初に載せた写真はISOが200、絞りはF5.6、シャッター速度は10秒、ホワイトバランスは太陽光。
レンズ、もしくはカメラ本体の手ぶれ補正は三脚利用時は止めた方がいいものもあるようです。詳しくはマニュアルを確認してください。

ISOはもっと高くして、絞りは可能な限り解放にした方がいいようなのですがこの辺りは周りの明るさとの兼ね合い、好みがあるので国際宇宙ステーションが到着前に何枚か撮影してセッティングを追い込んでください。

上空を通過する時間は通過経路次第ですが結構長いので撮影が10秒とかではなくバルブでシャッターを開けたままにしてもいいのかもしれません。
よしかわの場合はシャッター速度を10秒にして、撮影はカメラをドライブモード+ケーブルスイッチでシャッターを固定状態で連続撮影をしています。

そうそう、レンズはTAMRON SP AF 28-75mm F2.8 XR Di (A09)を使っています。画角は28mmです。このレンズを使っているのは手元にあるズームレンズで一番明るいからというだけであまり深い意味はありません。画角は撮影場所がベランダで28mmでも天井がはいりそうな状況だったので、撮影場所によってはもっと広角にしてダイナミックな写真もありでしょう。

とりあえずこれで準備は完了。
あとはToriSat ARで国際宇宙ステーションが通過する時間を確認して、実際に通過する少し前から撮影を開始。
撮影が成功することを祈りましょう。

ちなみに、ドライブモードで連続撮影した写真をPhotoShopの比較明合成で合成するとこんな感じになります。

国際宇宙ステーション20110814
Pentax K-5 + TAMRON SP AF 28-75mm F2.8 XR Di (A09)

全然色が違いますね。最初に載せた写真は現像をがんばりましたが、何枚も調整する根性が無いのでそのまま使ったのでこんなことになっています。
よく見ると国際宇宙ステーション以外の星の軌跡がかなりガクガクと揺れているのはこの日の風の強さに三脚が負けたものと思われます。

余談ですが、国際宇宙ステーションは結構明るく、また飛行機なんかとも違う速度で空を通過していくので非常に目立ちます。それほど星に興味が無い人でも教えてあげて、一緒に見たりすると結構大喜びしてくれます。



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