PENTAX K-3がやってきた!

PENTAX K-3がやってきた!ヤァ!ヤァ!ヤァ!ということで、よしかわの手元にPENTAX K-3がやってきました。
もっとも、購入した訳ではなくリコーイメージング アンバサダープログラムのモニターに当選し「PENTAX K-3」をお借りしたものです。

Pentax K-3

PENTAX K-5 + TAMRON SP AF 28-75mm F2.8 XR Di (A09)
届いて驚いたのはボディ。写真からボディはPENTAX K-7シリーズからのマイナーチェンジで「K-3」のロゴの下が膨らんだ程度だと思っていたのですが、全然別物のボディ。
並べてみるとボディの厚みが違う!グリップも前後に伸びていて手がかなり大きいよしかわとしてはうれしい変更。
なんで縦グリップが新型なんだろうと疑問に思っていたのですが納得。

さて、気になる所をチェックしてみました。

重量

Nikon D70を使っていたよしかわがPENTAX K-7を使い始めたのは彼方此方に出かけるので携帯性と防塵防滴性能とWebで見たいろんな人の写真の緑の色の出かたが気に入ったからなのですが、PENTAX K-3は重量が増えたとどこかで読んだのでまずは重量測定。
ボディだけの重さは意味が無いのでバッテリ、SDカード、レンズ(DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR)込みの重量です。
機種重量
K-31241g
K-51200g
誤差の範囲でした。持ってもさっぱり差は分からず。

ファイルサイズ

1600万画素から2400万画素になってまず気になったのはファイルサイズ。いつもDNG形式のRAWで撮影しているのですがPENTAX K-5ですら大きくてメインで使っているMacBook Pro Retinaモデルの512GBしかないSSDを圧迫するのでApertureのライブラリを1年分単位で分けていて古くなった分は外付けのHDDに移動していたりします。
機種ファイルサイズ撮影可能枚数(32GB SDカード)
K-330MB程度604枚
K-518MB程度931枚
画素数が増えた通り1.5倍程度に増えています(もっとも撮影した画像の配色なんかによってかなり上下します)。
32GBのSDカードで604枚しか撮影出来ないのはかなり由々しき問題…
先日スリランカに5日ほど行った時の写真が選別後の状態でも500枚越え。全然覚えていませんがきっと900枚以上は撮っていると思います。
もっともPENTAX K-5は発売時点ではSDXCに対応していなかったので(ファームウェアをアップデートするとSDXCにも対応するようです)この32GBが上限だったのですが、PENTAX K-3はSDXCにも対応しているので64GBのメディアを買えば解決と言えば解決か…
そしてファイルサイズが大きくなった事に伴いSDカードへの書き込みも時間がかかるようになっています。PENTAX K-3を使うのであればSDXCでUHS-1対応のSDカードを買った方が良さそうですね。ちなみに現在SDカードは登場当時とても高速だと言われて評判だった東芝のClass 10のSDカードを使っています。
余談ですが、経験則的にSDカードへの書き込み速度が遅いと書き込み待ちが発生して撮影のストレスになるので、カメラに対してSDカードをケチると残念な事になります。

撮影枚数に関連する話としてバッテリー寿命が720枚に減っているのも残念。
旅行で1日に700枚も撮る事は無いのですが、夜空のインターバル写真はPENTAX K-5のバッテリを使い切るくらい(1000枚弱?)撮影することがあるので物足りない。それとも64GBのSDカードと縦グリップを併せて揃えれば1000枚以上取れると前向きに考えるべきなのでしょうか?

ファイルサイズの増大は撮影後のMac上での後処理のレスポンスにも影響します。
MacBookPro Retinaモデル(CPUはIvy Bridge世代のCore i7 2.6GHz、メモリ8GB)ですが、PENTAX K-5と比べるとレスポンスは確実に落ちています。もっとも現像作業等で苦痛なほど待たされるような事はとりあえずありません。付属のDigital Camera Utility 5がなかなか…おっとコレは長くなるので次回使い勝手の話しときに書きます。

高感度

デジカメ界隈では一部に低画素神話と言うか信仰があって、画素のサイズが同じであれば低画素の方が一ピクセルあたりのサイズが大きくなる=受光量が増えるので高感度に有利(であろう)ってな話と印刷するにしてもそんな高画素である必要も無いのでカタログスペックに踊らされているとかなんかいろいろあるのでしょう。
よしかわはエンジニアではないのでどの辺りが最適なのかよく分からないので画素数は画質よりもMac上での取り扱いとかその辺りの事の方が気になります。
何を書いているか分からなくなってきましたが、高感度の話です。で、新型カメラが出ると高感度がどの程度使えるのかはやっぱり気になります。暗い所で感度を上げてシャッタースピードを上げて撮影出来るってのは撮影出来るシチュエーションが増えるので使えるにこした事は無いと。
ちなみにこの写真はPENTAX K-5でISO 6400にして撮影した夜の富士登山の模様です。

2011富士登山

PENTAX K-5 + DA18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
原寸大にしてみるとノイズがそこそこ乗っているのが分かりますが、それでもなんとか見れる画像。blogなんかで使うには問題は無いような気がします。これがPENTAX K-7なんかの頃だとこんな写真をとるのはなかなか大変だったのですが、カメラの力に助けられて撮影出来た訳です。

で、PENTAX K-3の高感度がどんなものか試してみました。レンズは画角を揃えやすいかなって事でsmc PENTAX-DA 40mm F2.8 Limitedを使っています。

Pentax K-3 ISO TEST

PENTAX K-3 + smc PENTAX-DA 40mm F2.8 Limited
写真をクリックして原寸大表示が出来るのでどの辺りまでが常用出来るかは各々判断になりますけど、よしかわ的にはISO800より上ではディテールがそこそこ死んでしまって徐々にノイズが徐々に乗って行く感じでISO 3200か6400まで使える感じです。NR(ノイズリダクション)の設定をしておけばISO 12800までなんとか使えるかなって感じです。
写真全体を見たい時はPENTAX K-3 TESTにまとめてあります。

そうなると、今度は暗い中でどのくらいピントが合うかって話なのですが、暗い所での撮影は覗いたファインダーが真っ暗なのに合焦します。ただファインダーで実質確認出来ていないのですごいけど、意味が無いと言うか、なんと言うか。ただ、PENTAX K-5で合焦せずに悩み続けるよりはよいです(よいのか?)

使い勝手について書きたい所ですが、長くなってきたので次回にします。

PENTAX K-3 USER'S VOICE


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