水戸黄門漫遊マラソンを走ってきました
台風で横浜マラソンが中止と発表される中でも力強く開催された水戸黄門漫遊マラソンを走ってきました。水戸って関東なのに微妙に遠いので家を出るのが午前5時前とかすごく辛い上に台風が近づいていて下手を打つと帰ってこれない気もしたので行って大丈夫なのか?なんて思いつつも逃げることができない性格なので参加してきたのですが、参加してよかった。
このマラソンは正直言ってこの印籠型の完走メダルってな一発芸的なマラソンとしてしか興味がなくて、実は去年参加の予定だったのが前の週のアクアラインマラソンで故障をして参加できなかったので今年こそ手に入れてやるという覚悟もありました(覚悟?)。
ところが、実際に参加してみたらこのとんでもない雨なのに応援はほとんど途切れないし、エイドと同じ規模の大きな私設エイドが頻繁にあって走っていてすごくよい大会。
ちなみに、エイドで納豆があるかと思ったのですが流石になかった。変わりに乾燥梅は何度かあった。偕楽園があるからかなぁ…なんて思っていたけど水戸って梅に力を入れているのね。
また、これはすごくいいアイディアだと思ったのは沿道の企業にトイレで協力してもらうという呼びかけ。エイドのトイレも決して少なくないというかむしろ少し多く感じたのですが、さらに沿道の自動車ディーラーとかガソリンスタンドのトイレが使えるというのは素晴らしい。
コース自体はアップダウンも多くてタイムを狙える大会でもないうえに、制限時間も6時間と走り始めたばかりの人に「楽しいから」と軽くは誘えないのですが、それを差し引いてもよかった。
でも、ラスト1キロで謎の劇坂があって、あそこまで酷いと笑えるってくらいひどい坂を登らされます。
さて、レースの方はこんな雨の中スタートです。
iPhoneを持っていたのですが、画面が濡れて操作を受け付けなくなってしまったので写真はこれだけ。
今回は相変わらずの練習不足なのでキロ6分のペースで30キロ地点まで走って、きっとその辺りで足が終わるのでキロ7分くらいのペースくらいになって4時間半くらいでゴールかなってプランというか予想。
さらに、夏から足底筋膜炎で足の裏というかかかとが痛かったのでひどくなったら色々終わる…もっとも一週間前にカイロプラクティックな友達にアキレス腱を伸ばすストレッチを教えてもらってから劇的に改善していたので、多分大丈夫という読み。
さて、最初の3キロくらいは気持ちよく走っていたのですが、気づくと4時間のペースランナーに追いついてしまったので「このペースは危険だ!」と気づいてペースを落とす。
最近9時間近いレースばかり出ていたので、3時間で30キロ地点とかってのはあっという間な感じ、そして30キロ前あたりから足が終わっているのを感じる。
ある意味プラン通りなんだけど、情けないという思いも強い。ただこの雨で気温が低いせいか足は終わっていても心肺的には非常に楽なので気持ちは楽。とはいえ「天気が良かったらいい風景なのかなぁ…」なんてところもあって気持ちは複雑。
そんなこんなで走っていたら40キロ地点あたりで4時間半のペースランナーがすぐそばまで来ていたので、少しペースを上げて走る。さっきも書いた通りラスト1キロで謎の激坂に笑ったりしつつ、最後はスパートしてゴール。最後の500メートルくらいは直線で遠くに「Finish」の文字が見えたのでスパートができたけど、あのコースじゃなかったらスパートはできなかったと思う。
結果はグロスで4時間29分22秒、ネットで4時間27分03秒でした。
結構楽しかったので、アクアラインマラソンと被らなければ来年も参加したいと思います。アクアラインマラソンはただただ辛いだけのレースなのでどちらかといえば嫌いなのですが千葉県民として出ないといけない宿命(さだめ)なのです。
最後に装備の話。
- THE NORTH FACE インパルスジャケット
- レインウェアとしていつも重宝しているインパルスジャケット。今回も非常に重宝した。ただ透湿性が全然ないので袖から汗が流れて来ます。ここまで汗を流すと関係ないような気がするのですが透湿性があってコンパクトになるウェアが欲しいところ。気づけば7年くらい使っているのでそろそろ買い換えてもいいような気がするけど、全然問題がないので買い換えられずにいる。
- ニューバランス FUEL CORE SONIC
- シューレースがないランニングシューズ。締まり具合が調整しやすいのがいいんだけど足の甲の上の方しか締め付けてくれないのでどうしても縦方向に足が動いてしまってイマイチ。あとヒールカップのホールドが弱いのでかかとのあたりも心もとない。20キロ以下の距離を真剣に走らないぶんにはいいのですがフルマラソン向きではないですね。
- DRY MAX Maximum Protection Trail Run
- 驚異の撥水力を持つソックス。トレイラン、登山の時に愛用しているのですが、ここまで雨が降ってしまうと普通の靴下と変わりませんでした。