白馬国際クラシックに参加してきました
白馬国際トレイルラン改め白馬国際クラシックに4年ぶりに参加しました。
白馬国際トレイルランも巨大になって運営がサロモン主体のGolden Trail National Series Japanの大賞レースに生まれ変わったとか。メインが28キロのレースになるみたいですが、これまで同様に50キロのレースがあるので迷わずエントリー。
今回のレースの前の週に草刈りのお手伝いをしたときにサイズの合わない長靴をはいて親指の爪をやってしまいレース前から爪が残念な状態。普通に歩いていて痛いなんて状況とかなりバッドコンディション。
もう一つ気になるのは天気。開催週の頭の天気予報では雨、雷なんて予報で中止にならないかくらいの暗い気分でいたのですが徐々に天気は回復方向に。夕方にごく僅かに降るくらいっぽいので一安心。
ただ、4年前の雨のレースのことを考えると土曜日までの雨で岩岳の上り下りはひどいことになっているんだろうなぁ…なんて予想はしつつレース当日へ。
朝から天気は良い。レースはウェーブスタートでよしかわは9時間前後でゴールのつもりだったので最終ウェーブからスタート。
走り始めて1キロ程度のところでハチの大群。よしかわは駆け抜けて運良く大丈夫だったのですが少し先では刺された人が何人も倒れていて大変なことになっていました。
もうしばらく走って岩楯の登りに入る。最初は順調に登れて雲海が見えたりとなかなかの風景。
しかししばらく行くと木段で結構な渋滞。「ゆっくり登れるので楽だなぁ」なんて思っていたのですが、この渋滞が後々響く…
第一エイドまで辿り着くと、その先にゴンドラ横を直答する登り
「これはなかなか…」なんて上りはじめたのですが、途中から横にそれてまぁまぁ平和な登り。
そして岩岳の頂上に到達したのですが恒例のスカイアークエイドがない!エイドの位置は例年通りのつもりでさっぱり確認していなかったので「なんでないんだろう?」と思いつつ下る。
ここから次のエイドまではひどいぬかるみで苦労することは予想していたんだけど、予想通りのコース状況。
ただ2018年の雨の大会の時のような身の危険を感じるような滑りっぷりではなかったのですが、何度か尻餅をついたりしつつもなんとか下山してA2おかるの穴に到着。
ここからしばらくは走れるところがあるので頑張って走りつつ牧寄林道を通過。ここからしばらくロードを走って橋の下に降りる無理矢理な下り…ここにもあるはずのエイドがない。
この辺りでエイドが全然ないことに気づき始める。コースはざっとみて「岩岳から始まって最後の八方は逆回りね…」くらいしか確認していなかったので、いつものように500mlのソフトフラスクを1本、補給食もそれほど持っていないのでいろいろまずいことに気づき始める。
とはいえ、いつもの松川大橋から風景は素晴らしい。
さておき、足切りのあるA3に11時20分くらいに到着。足切りタイムを全く気にしていなかったんだけど、実は11時30分にエイドに入っていないといけないと聞いて血の気がひく…というか経過時間と進んだ距離を考えるとかなりまずい。
続いてハイランド・夢牧場を目指す。この登りが異常に辛い。さらに暑くて水分がぐんぐん減る…明らかに危険なのでペースは汗をかかないレベルまで落として口を潤す程度のごく少量だけ水分を取るようにしながら進み。
また、暑さで水分をがぶ飲みしたせいか胃腸がやられて固形物を受け付けなくなる。エネ餅を持って行ったんだけど、食べようとすると気持ち悪い。
この登りでぐったりしゃがみ込んでいる人や足が攣っている人とかなかなかの惨状。
攣るとか動けないってことはなかったので、スローペースで粛々と進む。
予想通り夢牧場のエイドもなくて水分を使い切らないようにスローペースで降る。固形物を食べられなかった影響で空腹感が出てきたのでジェルを補給。すぐに空腹感がなくなったのは素晴らしい。補給食は前半固形物、後半ジェルの法則を守っておいおいてよかった。
ほうほうの体でトレイルを何とか抜け出してA4エイドへ。この時点で15時とA5の関門時間も過ぎている状態。ここで終わりにすることができるようだったのでリタイヤを表明して終了。
今回は練習不足もあるけど、明らかにレースの主体が変わったのにこれまで通りのつもりで参加と作戦ミス。というか確認ミス。慣れって怖い。
もし、関門を通過できるタイムでチェックポイントを超えても水分不足かハンガーノックでどのみちひどいことになっていたと思われます。
いやー、天候にもめぶまれて風景は今年も最高だったのですが結果は残念なことに。
来年はちゃんと対策して参加したいともいます。てか、ちゃんと走り込もう。