UP by JawboneとMisfit Shineを比較してみる

先日届いたMisfit ShineとUP by Jawboneを暫くの間一緒に使ってみたので比較してみる
※2013.8.29追記
この記事を書いた直後にUP by Jawboneは充電が出来なくなりました。明確に壊れるにあたって思い当たる節があれば文句は無いのですが、同期後にシャワーを浴びる間に充電…と充電しておいたらうんともすんとも言わなくなっていました。
※2013.8.30追記
ソフトウェアリセット、ハードウェアリセットしてもダメだったのでサポートに連絡をしたら「バッテリが0%の状態でハードウェアリセットを最後にしてくれ」と言われたので、試した所復活。したように見えます。また何かあれば、再度レポートします。というか、近日中にエントリーをあげます。
※2013.9.7
結局動作が安定しないため、サポートに交換の手続きを依頼しました。今回の経緯は「UP by Jawbone壊れる…」にまとめました。

UP by JawboneとMisfit Shine

Pentax K-5 + TAMRON SP AF 28-75mm F2.8 XR Di (A09)
結論から言えばUP by Jawboneを今後使う事にしました。
決めては目覚まし機能(スリープアラーム)とスポーツ記録周りの柔軟性です。
Misfit Shineは本当にシンプル、見た目も奇麗なので一般的にはMisfit Shineの方がいいと思いますが、スポーツをする人には設定周りが残念。

ということで、以下具体的に書いていきます。

装着感

これは、ShineのClaspなるクリップだと本当に付けている事を意識せずに済みます。
ただし激しい運動をすると紛失しそう。実際テニスの時にポケットに付けていたんだけど気づいたら外れてポケットの中に落ちていた事があります。付ける場所を工夫すれば良かったのかな…
腕に付けた状態でもMisfit Shineの方が装着感は良いです。UPはある程度形が決まっているのとそこそこサイズがあるので邪魔になる事が多い。実際家にいる時、もしくは職場でも席に着いたら外してしまう事が多いです。

Pentax K-5 + TAMRON SP AF 28-75mm F2.8 XR Di (A09)

機能比較

機能で言えばUP。

Shineは良くも悪くもシンプル。本当に付けておいて万歩計に使うのに最適。本体を二回たたくと本日のアクティビティの進捗率と時刻が何となく分かりますが、時計として使えるかと言えば…現実的ではないと思います。
本体を三回たたくとアクティブタグってな状態になって明示的に「これから何かしますよ」って本体に知らせるのですが、このアクティブタグは予めアプリで設定しておく必要があるので今日はランニング、明日は自転車ってな使い方をする時は毎回設定を変えないといけないようです。後からiPhoneアプリで設定変更明示的に「この時間にこんな事をしていました」とか設定出来ればいいのですが、それも出来ません。

UPはまず目覚まし機能が素晴らしい。
この目覚まし機能は音ではなく、予め設定した時刻になると振動で起こしてくれる機能です。睡眠モードにすると自動的に深い眠りと浅い眠り(レム睡眠とノンレム睡眠の違いは寝返りから分かるみたいです)を測定し設定時刻付近の浅い眠りのタイミングで振動して起こしてくれます。これが素晴らしくて、本当に朝の目覚めが楽。UPを目覚ましのためだけに買ってもいいんじゃないかと思うくらいです。
とはいえ、睡眠時間が短いと全く振動に気づきません。
これ以外にもこの振動機能を使ってアイドルアラート(一定時間動きが無いと振動でお知らせしてくれます)、パワーナップ(お昼寝管理)などなどの機能があります。もっとも使っていないのでどの程度使えるかは不明。


アプリ比較

UPもShineもデータの管理はiPhoneを利用します。UPはAndroidにも対応しているようですが「UP by JAWBONE 対応表」の通り全ての機種に対応しているようでは無いようです。

で、このアプリの出来は圧倒的にUP。
まず、UPもShineもマニュアらしいマニュアルが付いていなくて途方に暮れるのですが、UPはアプリで丁寧に説明があります。またアプリ自体の機能もステップバイステップで教えてくれて分かりやすい。

UP by Jawbone

また、ランニング等の運動に関する記録もアプリ側で設定がしやすい。UPは本体ボタンを二回押すと運動モードに切り替わるのですが、どんな運動をしたかの設定は同期後にアプリで登録するので合理的で使いやすいです。

up_fig1


Shineは残念ながら後から設定を変える事が出来ず、予めアプリで運動の種類を設定した上で本体と同期する必要があります。前述した通り複数のスポーツの記録を取ると言う意味では煩わしい。
もっとも、そこまで細かく気にする必要性を感じない人はShineでもいいと思います。

その他食事の内容の記録を取る事も出来るので、まさにライフログって感じで生活の傾向を見る事が出来ます。
ただ、細かく記録が取れると言っても完全手動なので煩わしいのは確か。よしかわも2週間くらい食事の記録を取って、大体傾向をみて問題はなさそうと確認出来たので食事に関しては完全に放置。

up_fig2


思いのほか面白かったのはSNS機能。チームと言う形で他のUPユーザとチームになるとタイムライン形式でチームの人達がどのくらい歩いたかとかをみる事が出来ます。何の役にも立たないように見えますが、人の記録を見るってのは面白い物で結構見ていて飽きません。

Shineのアプリはとにかくシンプル。

ShineResult2

今日一日でどのくらい活動したかを振り返って見るとかって使い方ならいいのかもしれません。

アクティビティの内容はこのように表示されるのですが、この日は自転車に乗っていないのに…せめてこの部分を修正出来たらいいのですが、修正出来ません。

shine_fig1

バージョンが1.0.1とこれから徐々に良くなって行くのかもしれませんが現時点ではシンプル過ぎ。
まぁ、あれこれする必要がないと考えればいいのかもしれません。

その他

その他の比較をすると、まずバッテリの持ちはShineが四ヶ月なのに対してUPは10日間。もの凄い差があるように見えますが、UPはお風呂に入る間なんかに充電をすればいいのでそれほど気にならないと言えば気にならない。一つ面倒なのはUPの充電は専用のケーブルが必要な事でしょうか。ちなみにShineはボタン電池なので定期的に交換すればいいみたい。

データ同期はUPがイヤホンジャック、ShineがBluetoothです。
無線接続の方が圧倒的に楽なのですが、接続回数がせいぜい1日に1、2回なのであまり気にならず。
ただ、よしかわは週末の起床時間がまちまちなのでその都度UPの設定変更は面倒と感じる事はしばしば。

そうそう、Shineは画面に乗っけて同期を取るようなイメージですが、通信はBluetoothなので同期画面でShineをのせるように促された所で画面をタップすれば近くにあるShineとデータ同期してくれます。

Misfit Shine

Pentax K-5 + TAMRON SP AF 28-75mm F2.8 XR Di (A09)

防水機能ですが、UPは生活防水。Shineは50m防水で水泳にも使えるようです。よく泳ぐ人はShineの方が良さそうですね。

細々した事で言えば、先日ゴムが切れたShineのClasp。

Misfit Shine

Pentax K-5 + TAMRON SP AF 28-75mm F2.8 XR Di (A09)
AppleStore銀座にもパーツの販売は無いので現在手に入れる方法がMisfitのオンラインストアのみのようです(2013年8月25日現在)。送料が$25と海外から送ってくるので妥当な価格なのですがClaspの$4.95から考えるととても払えません。

あとUPの故障の話。
いまのところ大丈夫なのですが、UPが故障した話はちょくちょく聞きます。2年前とかに第一世代のUPが出た時は全品払い戻しになったりして、長い間のテストを経て万全の対策が施された事になっているのですが、現行モデルもちょっと高そうな気がなんとなくします。ソフトウェア、ハードウェアリセットで直る場合もあるようなのですが、なんとなく不安です。


ヨシカワ ブログ