FUJIFILM X100S BLACK Limited Edition購入

増税を理由にFUJIFILM X100S BLACK Limited Editionなんて散財をしてしまった。

FUJIFILM X100S BLACK Limited Edition

PENTAX K-5 + TAMRON SP AF 28-75mm F2.8 XR Di (A09)
まぁ、いきなり衝動買いをした訳ではなく色々経緯があるんです、一応。

話はたぶん3ヶ月前くらいになるかな。会社の同僚とカメラの話をしていた時に「やっぱりファインダーが無いとダメだ」なんて流れの中で富士フィルムのX20の事を教えてもらう。正直X20はノーマークで存在自体をさっぱり知らず。カメラのニュースを一通り目を通しているのに知らないのだからよっぽど興味が無かったんだと思います。で、調べてみるとファインダー付きでそこそこコンパクトなカメラでなかなか面白そう。

以前に買ったオリンパスのPEN mini E-PM1とかキヤノンPowerShot Nはさっぱり使っていないので売り払って差額で買う事にすればいいのではないかって感じで算段をしていたのですが、ヨドバシカメラで現物を見てみたらレンズを回して電源オンとかレンズ周りの謎の造形とかがさっぱり受け入れられず激しく燃え上がった物欲の炎が一瞬で消えた。

しかし隣にあったX100Sを触ってみたらコレがいい。

そう、思い出した。よしかわがオリンパスのPEN D2を買ったのは寝る時に唐突に精密に動く機械を触りたくなって、それは何かと考えたらカメラではないかと思いつく。まぁ、完全に何か頭のネジが飛んだ感じですけど、その事をお昼に上司に話したら実はカメラ好き。昼食後にオススメのカメラについての熱いメールがガンガン飛んでくる(忙しい人なんだから仕事をしてください)。で帰りにそのまま中古カメラ屋さんに行ってPEN D2を買ったのですが、その時を思い出すような感じの機械。
ちなみにその上司がやっている「nobi nikki fotografie」ってサイト。本当にいい写真を撮ります。

閑話休題。
とはいえ結構なお値段のカメラなのでそのときは見送り。

しかしその後にCP+の富士フィルムブースで友達の写真の先生の話を聞いたらX100Sを激しく押していたり、最近気になっているVSCOのプリセットの事を調べていたら見つけたPhoto714.comさんの「夕日とどフレアと」の見ていたら、逆光の弱さと言うか描写にしびれた。
てか、そもそも同じカメラを持てば同じような写真が撮れるんなら苦労は無い訳なんですけど、あのライダーのベルトがあれば変身出来ると信じていた6歳くらいからあまり進歩していなくて頭の中がお花畑と言うか目がキラキラしちゃうのです。
さらにX100Sのシルバーの何となく重いデザインも「ブラックエディションだったらいいかなぁ」、「4月から増税だし」、「楽天もスーパーセールだし」とかって感じでグダグダ思いを積み上げて積み上げてついにその情熱が溢れ出て入魂のクリックをした訳です。「おりゃ!」って感じで。

さて届いたX100Sですが、一眼のPENTAX K-5よりは小さいですがコンパクトデジタルカメラのキヤノンPowerShot S95と比べたらかなり大きい、比較をする人はいないと思いますがX100SとキヤノンのS95の大きさを比較するとこんな感じです。行く先と持てる荷物の量によってS95、X100S、K-5を使い分ける予定です。

FUJIFILM X100S BLACK Limited Edition

PENTAX K-5 + TAMRON SP AF 28-75mm F2.8 XR Di (A09)

ブラックエディションのレリーズボタン、サムレストを付けた状態の操作感がさっぱり良くなかったので、すぐに外してPEN mini E-PM1用に買ったAcruの「カシェTYPE2」 ハンドストラップを付けて使っています。ただX100Sはストラップを使ってアクセサリー的に首からぶら下げたいのでAcruの「ラクダ革のカメラストラップ」を注文しました。注文を受けてから作り始めるとかで届くのは2週間後くらいだそうで、いまから楽しみです。

FUJIFILM X100S BLACK Limited Edition

PENTAX K-5 + TAMRON SP AF 28-75mm F2.8 XR Di (A09)


まず物としてこのX100Sを見てみます。
最初に書いてしまいますが、がっかりしたのは以下の三点。
  1. バッテリの蓋
    これは普通のコンデジと変わらない構造のバッテリ取り出しが興醒め。このカメラならライカみたいにベースプレートが丸ごと外れればいいのに。めんどくさいけどそんな事を気にするカメラじゃないでしょう。
  2. レンズの作り
    描画がどうこうでは無く普通(?)の一眼のレンズ同様にそのまま49mmのフィルタがつくのかと思ったら変なアダプタが必要なのが納得いかず。

  3. 普段使っているときは気にならないのですが、静かな所で使っているとピントを合わせる時に「ンゴゴ」って安っぽいと言うかPEN mini E-PM1でも聞いたような音がします。
それ以外は絞りの適度なクリック感のある操作感とかがなかなか素敵。ピントリングがぐるぐる回るとか焦点距離の表示が無いのが謎だけどほぼAFで使うので、まぁいいかって感じ。

AFの速度は届いた時点では別に早くもなくて0.08秒なんて謳い文句通りかなんて測定しないので「0.08秒と言ってもこんな物か」なんて思っていたのですが、消費電力設定で「ハイパフォーマンス」って項目を「ON」にしたらかなり良くなった。電池の消耗度合いとのトレードオフがどんなものかよく分からないのでちょっとここは様子を見てみる事にする。

肝心のファインダーはEVFだと色が変なのでOVFで使っているけど視差と言うかパララックスに慣れない。フィルムだったらざっくり撮影しておくので細かい構図なんかは現像時には忘れているのでいいというか諦めるんだけど、デジタルなのですぐにプレビューで確認が出来てしまうのがいいような、悪いような難しい所です。

で、箱から出してすぐに試したのはどの程度まで常用感度として使えるかのテスト。RAWで撮影すると通常の設定はISO200からISO6400までしか設定が出来ないようです。

X100S ISO TEST

サンプルが良くないかよく分からないけどISO 6400でも全然使えるのに驚いた。感度設定でAUTO時の上限は3200で大抵事足りるので基本的には3200だけど、いざとなったら6400も躊躇無く使えそう。
詳細を見たい方はFlickrに「FUJIFILM X100S BLACK Limited Edition」なるセットを作っておいたので見てみてください。オリジナルサイズで確認出来ます。

で、現在どんな色が出るかとか、使い勝手の面での設定をどうするかとかをいろいろ試し中。

正直言って届いた直後に机においてあった物を撮った時に出てきた絵にはがっかりしたんだけど、少し設定をいじりったらかなり良くなってきた。そもそもブツ撮り用ではないので外に出てあれこれ試してみる必要がありそうだ。

その辺りは次回。

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