WH-9000-C35-CLレビュー

天候がイマイチだったり、予定があったりで購入からあまり乗れなかったつもりだけど気づいたらWH-9000-C35-CLで700km弱ほど走っていたのでレビューのような物を書いてみる。

運河河口公園

Nikon COOLPIX AW100
まずは乗り心地。それまでメインで使っていたFULCRUM RACING 3よりちょっと突き上げがキツくなっていますが差は僅か。本当に固いホイール(FULCRUM RACING 1)を使っていた時は90キロ強とか走った後に腰が痛くてぐったりするようなことがあったのですが、同様の症状は出ていません。
また、長い下りの後に高い速度のまま登りつつコーナリングを越えていく所で道路の継ぎ目があったりとなかなか厳しい条件の場所があって、ここをホイールの剛性が低いと自転車が横に吹っ飛びそうになって怖い思いする場所もC35では怖い思いもせず走り抜ける事が出来ているので剛性的にはちょうどいい感じです。

長距離を走っていて気づいたのは、回転方向の剛性がすごくよいです。ペダルを踏んだ時にダイレクトに加速してくれる感じがすごくあって楽しくなってきます。逆にホイールが「踏め!踏め!」って言っている感じで、怖い。そしてコレが自転車の世界では「かかりがいい」って言うのか?なんて気づいたりしました。
たぶんフルクラムと同じ2:1組のOptBalの良さなのかなと。ってことはWH-9000-C24-TUのクリンチャー版が出たらかなり魅力的な気がしてきた。

ちなみにタイヤは何度か書いていますがヴィットリアのDiamante Pro Radialeの24Cを7気圧で乗っています。
このタイヤ乗り心地がいいのですが、寿命が短いのが弱点。後輪が完全に平らになってしまったので前後のタイヤをローテーションしました。余談だけどこのタイヤかなり柔らかいのでタイヤレバー無しでタイヤの交換が出来るのも魅力。
ローテションついでにスプロケを外して重量を量ってみました。ついでにRACING 3(たぶん2007年モデル)もタイヤを外して測定してみた。
フロントリア合計備考
WH-9000-C35-CL693g858g1551gリムテープ込み
FULCRUM RACING 3737g944g1681gリムテープ不要
WH-9000-C50-CL752g920g1672gリムテープ別
WH-RS81-C35-CL709g922g1631gリムテープ別
リムハイトが上がっているにもかかわらず130gとかの軽量化なのですね。
もっともリム重量は増えている気がするので登りはダメそうな気がするけど、そこそこ行けそうな気がしてきた。
と、同時に重量を比較してからシマノの他のホイールの重量とかを調べてみて廉価なWH-RS81-C35-CLでも良かったのか?重量的にはもっとハイトのあるC50とかでもよかったのかとか一瞬思ったりもした。

TIME NXR INSTINCT BlackLabel & WH-9000-C35-CL

PENTAX K-5 + TAMRON SP AF 28-75mm F2.8 XR Di (A09)
気になるのはハブのグリスの粘性に癖があるのか乗り始めは少し重い感じがする事。もっともこのゴールデンウィークの気温でも重さを感じるグリスなんて考えにくいので体が温まってないせいか?なんて考えています。

で、コレだけよくなったアピールがしているホイールなのですが、実際タイム的にはどうなのよって感じ。
よしかわはほとんど江戸川サイクリングロード経由で関宿城まで言って帰ってくるなんて約90キロのコースを飽きずに繰り返し走っているんですけど、C35にしてからアベレージの速度が1キロ上がっている。タイム的にはコレまで最速だったタイムより悪くても3分早くて、一番早いときで7分ほど早い。Stravaでも松戸から関宿まで距離にして37キロのタイムが3位とかに入って驚いた。

FULCRUM RACING 3を結局メインに7年とか使ってしまったのは、その間に買ったWH-7850-C24-TU、FULCRUM RACING 1、SRAM S30AL Raceとどれもいまひとつで結局FULCRUM RACING 3に戻ってきたからなのですが、やっとメインのホイールを変える事が出来そうです。

近いうちに富士スバルラインも登ってみるつもりですけど、コレはイマイチでも仕方ないかなと。


ヨシカワ ブログ