STYに参加してきました!
トレイルランニングを始めてからずっと出たかったSTYにやっと当選したので参加してきました!
最初に結果を書いておくと、絶不調で50キロ地点の関門タイムアウトでした。
STYから遡ること二ヶ月前の2月中旬にインフルエンザにかかってから、全くダメ。
インフルエンザで1週間寝込んだところで、また熱が上がって溶連菌感染でもう1週間ダウン。その後も微熱が続いて全く走れず。3月中旬くらいにやっと走れるくらいまで回復したのですが、頑張るとまた体調不良。
もともとも予定していた3月末のフルマラソンも30キロ程度で足が棒のようになってリタイア。そしてその影響か数日後から咳が止まらなくなってSTYの参加どころじゃない状態。
やっと2週間くらい前に咳が概ね治ったので、いろいろ申し込みもしてあるのでとりあえず行けるところまで行ってみようって感じの参加だったのですが、やっぱり体が全然ダメでした。
とはいえSTYに参加の記録を次回参加時のために残しておく。
今回はスタート当日にバス入りするバスツアーを申し込みました。
ただこれは微妙で午前6時15分に新宿発なのです、そうなるとよしかわの起床は午前3時半…約9時間後にスタートしてその後20時間走ることを考えると前泊した方が良いですね。
電車で新宿に向かう途中で同じ参加者らしき人にあったのですが、完全に走り始める時の格好で10リッターくらいのバックパック以外は何も持たずにいて「帰りの着替えはどうするの?」と疑問に思う人や、そこそこ寒いバス待ちのところですでに半袖短パンの人とかがいて、ホノルルマラソンに出た時に行きの飛行機ですでにランニングウェアだった人ほどでは無いのですが、なかなか気合が入っている。
スタート地点の富士こどもの国には8時半くらいに到着。
そこからエントリー、必携品の検査。必携品の検査はスタッフも多くほぼ待ち時間はなくチェック終了。
この時点で9時前くらい、とりあえず着替えて時間をつぶす。4月末とはいえ若干冷える気温だったのでゴアの上着を羽織っていたのですが、UTMFの参加者とかはスタートの15時まで時間があるので寝ていたりする人がちらほら。ただそんな気温の中でも「大丈夫?」ってくらいの薄着で寝ているのを見てしまうと、なんか根本的な体の作りの違いとかを意識せざる得なかった。
あと、参加者が日本も含めて19カ国と言っていたんですけど、香港からの人が多そうな感じ。名前からは中国、香港、台湾の人の区別がつかないのですが香港の国旗をつけた人をよく見かけました。
そんなこんなでスタート。
この高低表を見ると多少のアップダウンがあるにしても最初の30キロは概ね平坦基調なのでここはペースを維持して走って、その先の天子ヶ岳を頑張ろうなんて思っていたのですが甘かった。最初の粟倉まではよかったのですが、粟倉・富士宮間に92キロの高低表だと圧縮して出てこないような谷がいくつかあったりして足が削られまくる。
天子ヶ岳の登りがまた辛い。
というか、よしかわの強みは登りで、その際に一切休まずに一気に登ることができたのですが、やっぱり走っていないので全然登れない。ペースも上がらないし心肺もすぐいっぱいいっぱいになる。
北丹沢の姫次の登りを思い出す感じでエグいはエグいのですが、その程度といえばその程度で未経験の登りではない感じ。もっとも、それに近い登りがその後に何度か出てくるって心理的にくるものはありました。
そんな感じでヒーヒー言いながら登っていると自分たちより3時間遅くスタートしたはずのUTMFトップ選手がとんでもないスピードで登って来ました…しばらくすると女子のトップも来るし全然別世界。
標高が上がるにつれて肌寒くなって来たのでレインウェアを羽織る。
ただ、この冷えが少し前まで体調を崩していたよしかわには曲者で、ちょいちょい咳が出る。で咳が出ると咳が止まらなかった頃に痛めていた肋骨に激痛が走る。また寒さで鼻がつまり始めると「えづく」というか嘔吐反応が出るのも辛い。戻すことはなかったのですが定期的に木に手をついて吐く寸前みたいな感じになっていました。
まぁ、そんなボロボロの状態ながらも熊森山も登って降り始めるのですが、数日前に降った雨の影響で滑ること滑ること。何度お尻を打ったかわからないくらい滑った。しまいには落ちていた枝に足を引っ掛けてシューズに穴が開く。
運良くシューズに穴が開いただけで体にダメージはなかった。
苦しみながらも熊森山をくだって40キロ地点からのロード。この時点で21時を少し回ったところ。
関門タイムアウトが22時だと思っていたので、走ってももう間に合わない&ほぼ走れないような状況だったのですが、だからと言って歩いているといつまでたってもゴールにつかないのでゆるゆると走っていたらものすごく具合が悪くなってまっすぐ歩くこともままならない。体も暑く感じるので「無理をしすぎてまた熱が出て来たかな」なんて思いながらしばらくふらふらと歩いていたのですが、どうもハンガーノックだったようでジェルで補給をしたら普通に歩けるくらいまで復活したのですが、時すでにお寿司。体が全く走れない状態。途中で関門が23時だと知ったのですがどうにも体が動かない。さらにどんどん冷えて来るので防寒着を着込んで歩く。
そんな状況でも残酷なくらい月が綺麗だった。
なんとか50キロのエイドまで無事到着。20分くらい関門時間に間に合わなかったけど無事辿り着けてホッと一息。あとはエイドで白湯を飲んだりとまったり。あと胃腸もダメージを受けておらず焼きそばを普通に食べることができた。
さて、リタイアした後はどうするんだろうと思ったら、エイドからゴール地点までのバスが出ていて、ゴール地点には待機場所があったのでそこで着替えてすでにゴールしている人たち(!)とゴロゴロ過ごす。
帰りは河口湖駅から品川経由の羽田空港行きのバスが午前5時過ぎにあったのでそれに乗って帰宅。途中富士急ハイランドパークの前をバスが通った時にUTMFの選手が100キロ地点くらいを力強く走っているのを見かける。
なんとか時間内にゴールしているような自分と最後まで走り抜ける人は根本的に違うなぁ…なんて思ったり。
タイムはともかく最後までちゃんと走れるように今年の夏はちゃんと練習しようと思った次第です。
次はいつSTYに参加できるかわかりませんが、またSTYを目指して頑張ります。