IZU TRAIL Journey 2018を走ってきました(その3)
いつもはギリギリだったA2仁科峠をいつもより貯金を残してスタート。
貯金があるとは言えあと30キロもあるので気は抜けない。
いつもより50分早いと周りの人たちのペースが違っていて、A2の後のしばらくつづく上り坂をちゃんと走っているひとが結構いる。
よしかわは走れるところだけちゃんと走ればゴールできるのは分かっているので、完走が目標なので無理はしない。周りに流されず走らない強い(?)ハートをみせる。てか、前半頑張りすぎでオーバーペース気味だったので抑えめ。
そういえば、よく仁科峠のあたりで寒さを感じていたけど今年は平気みたい。
と言っても、最初っからずっと防寒着を着たままの格好で、体温調整はジッパーの明け・締めで調整。スタートと直後の劇登りの後で熱くなったので防寒着を脱ごうと思ったこともあったけど脱ぐ時間がもったいなかったので結局着たままでここまで来てしまいました。
A2をでてしばらくコースは写真の通り見晴らしが良いところなので「あそこまで行くのかぁ」なんて思いつつ進みます。
この後は写真がないのですが、県道411号沿いの遊歩道を進むのですが、県道が車用に緩やかなアップダウンになっているのに対して遊歩道は木段のアップダウンと細めの走れるトレイルが繰り返されるというなかなか辛い区間。
膝の違和感が大きくならないように定期的にストレッチと補給を繰り返しながら進みます。
伊豆スカイライン沿いを歩くようになると間も無くA3土肥駐車場。この辺りで見える海の景色がとにかく素晴らしい。そしてまだ暗くないことにちょっと感動する。
そしてA3土肥駐車場に到着。まだ日没前で明るい!補給とかがしやすい。
ただ気温が下がってきているので、補給を取っていると体がどんどん冷えていくのがわかるので一通り補給を取るのと、この後一気に暗くなるのでライトの準備。また、膝のストレッチをしてスタートを切る。
達磨山あたりからの日没を堪能しつつ先を進む。
この後あっという間に暗くなって、これからいくコースは赤いフラッシュライト、振り向いてこれまで走ってきたコースを見るとヘッドライトの明かりが見える。とても印象的な風景。
A3から先はしばらく木段地獄。上りも下りも自分の歩幅と合わなかったり、必要以上の段差が足へじわじわとダメージを与えてくれます。
戸田峠を越えて木段がなくなったら、10キロほど。怪しかった膝は下ったら終わりだし、膝がどうこうではなくてどのみち筋肉痛でしばらく走れなくなるのは覚悟の上なのでプッシュ気味で走ります。
と言っても、よしかわは下りが遅いので一生懸命走っても周りのペースと一緒くらい。
あと心強かったのが昨年の伊豆トレイルジャーニー対策で用意したブラックダイアモンドのリボルトって300ルーメンのLEDヘッドライトがこれまで苦しんできたヘッドライトの暗さに対して一つの回答になった感じ。といってもやっと視界を確保できるくらいの明るさになった程度。
本当に明るいライトをつけている人に比べると全然暗くて「最低限このくらいのライトは用意しないとね」ってレベルの明るさ。
そんな感じなのに、いつも最後のロード直前に絶対に転びそうなトレイル部分で初めて転んだ。特にダメージはなかったんだけど「いつかは転ぶよな」ってところでついに転んだ。明るくなってちゃんと見えている分逆に油断したような気がする。いつもはライトの光量が足りない、タイムもギリギリでものすごい気を張り詰めた状態で走っているからね。
そして、最後のロード。膝の怪しい感じはマックスになっていたのでロードに出たらすぐにストレッチ。
いつも心肺が一杯一杯で走ったり、歩いたりを繰り返す最後の3キロ程度のロードなんだけど、こんな状態になってしまうのはエネルギー不足じゃないか?って仮定のもとにレースの序盤からかなり補給を注意していた結果が実った感じで、温泉街に出てくる坂の部分以外はちゃんと走りきってゴール。
タイムはベストタイムを塗り替えて13時間26分39秒。
途中ふくらはぎを負傷したのに、タイムを失うポイント、自分の中の課題をケア出来たので非常に満足度の高いレースでした。
ちなみに、伊豆トレイルジャーニーのダメージはなかなか大きくてこれを書いているレースから5日経った金曜の時点で筋肉痛は治まりつつあるものの肉離れを起こしたと思われる左足はいまだに激しく痛みがある上に腫れて、足が黄色い。足首はくるぶしからアキレス腱にかけのくびれがやっとわかるようになった感じで前日までは腫れてなかなかひどかった…
もう1週間くらいはおとなしくしています。健康は大事。