車をシエンタにした
6年目のレヴォーグだけど部品交換とかの費用が結構かかるって見積もり+今年車検というタイミングだったので、今からお金をかけるよりも買い替えのほうがいいなってことで、シエンタに買い換えました。
買い替えにあたって、家族からの要望としてレヴォーグは大きいので小さくして欲しい。なんてのがありました。よしかわの要望としては自転車が乗せられること。あとそれ以外に先進運転支援システム(ADAS)がある程度の水準のものがついていること。なんてところでしょうか。
動力性能についてはレヴォーグに乗ってから特に峠を攻めるようなこともなかったのと、アイサイトのクルーズコントロールを使うと高速道路はお任せ走行になるのでどうでも良くなっていました。
で、最初に思いついた候補は日産サクラ、リーフ、ノート、スバルのインプレッサ、トヨタのシエンタです。300万前後の小型車って感じですね。
電気自動車にしたいということで日産サクラ、リーフが気になったのですが、リーフはデザインがどうにも受け入れられないのとサクラは家族が試乗してセンターコンソールがなくて助手席とくっついたシートに悪い意味で衝撃を受けていたので無しに。
そんなわけで早々に電気自動車の線は消えました。ちょうど日本導入が始まるBYDのATTO 3も考えたのですが家族から大反対。以前に乗っていたFIAT 500と信頼性なんてそう変わらない気がしたんですけどね…
シエンタ、インプレッサ、ノートを比較すると自転車が乗るサイズ、価格でシエンタとなりました。
このシエンタ。実は昨年の発表当時からFIAT パンダ、CITROËN ベルランゴ、Renaultカングーを混ぜたようなデザインと変なモスグリーンの色が気になっていたのです。さらに調べてみるとADAS関係も充実している。さらに納期もWebで調べるとガソリン車のZグレードで春くらいまでに納車されるということで1月にディーラーに話を聞きに行って納期も3月くらいには納車されるという話でそのまま注文を決めてきました。ディーラーの人と話していたらネットが普及したせいか即決の人が最近は多いって話していました。
そんな感じで注文を決めたのは2023年1月23日。納車は3月19日となりました。
余談ですが、決算タイミングの大安だったので納車ラッシュだとか。そのせいか車の状態をチェックすためのスマートフォン「トヨタアプリ」でアカウントと車の紐付けを行おうとするとサーバが504のGateWay Timeoutとかエラーを吐いて登録ができませんでした。サーバがへぼいのか納車ラッシュに耐えられなかったのか…真相はわからず。なお、夕方以降に紐付けを行ったら簡単に紐付けができました。
納車後に軽く湾岸道からアクアライン経由で一周してきました。
動力性能は特に飛ばすわけでもないので街中を走る分には十分。ただ3気筒エンジンのサウンドはひどい。試乗した時は車内からだったのであまり気にならなかったのですが車外で聞くと最初ディーゼルエンジン?って思うくらいの音。まぁ、だからなんだって感じではあるんですけどね。
気になっていた高速道路でレーントレース機能は明らかに6年落ちのレヴォーグより高性能。
まずビシッとレーンの真ん中を走ります。レヴォーグってレーンのキープの仕方が左右の白線の大体中央を把握するというよりも左右の白線にある程度近づくと逆方向にハンドルを切るって感じでゆっくりと左右にフラフラしながらレーンの中央付近を走っていました。これだけ読むと酔いそうな運転ですが、乗り換えて空いているまっすぐな高速なんかを走ると気になる程度ですぐになれるレベルです。それがシエンタはちゃんとレーンの中央を走り続けてくれます。
また、白線の認識能力も粘り強くてかなり白線が薄くなっていたりする状況でもレーンを把握して走ってくれます。
また、レヴォーグのアイサイトはコーナーのRがキツくなるとレーントレースが出来なくなるという車任せには完全にはできないスリリングな仕様だったのですが、シエンタはインターチェンジでぐるっと回るような道でもレーンをトレースしてくれました、なかなかすごいです。ここまできたらプロパイロット2.0同様にハンズオフも許可して欲しいくらい。
余談ですが会社の人が乗っている日産アリアで長野まで行った時はプロパイロット2.0のおかげでほぼハンズフリーでした。制限速度内だとハンズフリー走行ができるので区間ごとの最高速度をすごく気にするようになったとか聞いて「なるほど」とか思ったり。
閑話休題。
ただ一点弱点があってシエンタはサイドブレーキが電子式でない関係で渋滞で停車した時に停車状態を保持するためにブレーキを踏む必要があります。渋滞で停車状態になるとメータに「ブレーキを踏んでください」的な表示が出てきます。これは購入前にハイブリットのZグレード以外は停車保持の機能がないと教えられていたのとレヴォーグでも怖いのでブレーキは踏んでいたのであんまり問題はありません。シエンタの弱点の一つとしてサイドブレーキが電子化されていないってのがあるのですが、サイドブレーキ電子化に伴う停車保持とかなんかいろいろメリットがあるんでしょうけど、あんまり理解していません。
なお単なるサイドブレーキとしてはレヴォーグでは電子式サイドブレーキはサイドブレーキをかけた感が薄くて結構嫌いでした。
気になったのはADASの機能よりも内装側の問題で、高速で車が勝手に走ってくれるとはいえまだレベル2程度の自動運転なのでハンドルに握っている必要があるのですが、アームレストが低くて短いので腕が宙ぶらりんになって疲れるんです。ドア側も所謂ウエストラインが高すぎ、ドア側のアームレストも低くてどうもならない。シートの高さをあげたり、下げたりしたけどしっくりこない。
ハンドルの下の方に手を添えておけば…と思ったのですがどうもハンドルの9時15分のあたりにハンドルを握っているかを判定する接触センサーがあるのかハンドルを握れと言われる。
あと、ADAS関係で納車時にディーラーで言われて面白かったのは「プロアクティブドライビングアシストは最初オンにしておきますが、気になる場合はOFFにしてください」と言われたこと。車が先読みして減速なんかをアシストしてくれるのですが、これは確かに微妙だ。安全寄りに振っているせいかイメージより減速が早くて違和感が強い。「なんで勝手に減速しているんだよ…」って確かになる。
ADASについては精度すごく良くなったものの「こんなこともできるようになった!」的な感じは特にないのですが、ネットワークやスマートフォンとつながるコネクテッド周りの進化はこの6年で大きいですね。車が単体でネットワークに繋がるのは強い。
施錠忘れなんかがあるとメールで通知が来るし、MyTOYOTAってアプリで車の停車位置や施錠、ライトの消し忘れなんかが確認できます。
もちろんCarPlay/Android Autoにも対応しています。ただBluetoothとの接続が半分くらい確率で失敗するのが気になるところ。
OTAで運転アシストのソフトウェアもアップデートもされるみたい。流石にテスラみたいに頻繁にアップデートはされないとは思いますが…
またUSB端子も4つあるのですがタイプAが一つで他は全部タイプCです。PDのスペックとか気になるところですが、まぁ充電ができれば十分なので測定はしません。測定器もないし。
さて、肝心の自転車搭載能力ですがこんな感じでサドルを下げることなくそのまま乗りました。
開口部の高さが1070mm。よしかわはサドル高が730mmなのですが、地面からの高さを調べたら980mmぐらいだったので乗るとは思っていたのですが、余裕でした。ただ余裕だったのは高さだけで前後長はギリギリでした。
よしかわが身長が175cm、自転車(BMC SLR01 サイズ51 MY2018)のホイールベースが975mmなのですが、よしかわより大きいとシートが下がる上に自転車も大きくなるのでハンドルを曲げる必要が出てくると思われます。
大きい人のことは無視してよしかわの身長と自転車のサイズだとこの車に3人3台が実現できそうな気がします。車内が汚れないようにカバーなんかを取り寄せ中なのでそろったらまた何か書きます。
気になるところは先にも書いた通り高速運転中に腕の置き場がないのが最大の問題点。
あと、内側のドアの部がウエストラインにあるのが今のところ全く馴染めていません。
そんなところでしょうか。まだ届いたばかりで一度しか乗っていないのでまた何か書きます。