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東京マラソン2025

東京マラソン2025を走ってきました。



あまりにも当たらなくて申し込むことすら忘れがちだった東京マラソンですが、今年はちゃんと抽選に申し込んだら当選。当たって驚きましたよ。2010年以来2回目の東京マラソンで新コースは初めてです。

今回の東京マラソンは一週間前の時点で天気予報は晴れ。しかも気温が20度になるとか恐ろしい予報。
前回は雨の中を走ったのですが、20度の中を走るというのもなかなか苦痛。アクアラインマラソンがよく20度前後になってとても辛いレースが多かったのですが、そんな感じになりそうで気が重い…

とりあえず前日受付。

もう受付から人が多くてビビる。

前日受付時に免許とかで確認しても「ゼッケンを渡せば代理で走れるじゃん」とか思っていたのですが、ライブなんかで見るリストバンドを付けられました。前回はこんなのなかったような気がする。


大会当日はいつも通りスタート2時間くらい前に到着。ってことで実際は7時20分くらいに新宿に到着。
もう電車に乗っている時点でランナー比率が高い。さらに巨大な新宿駅がこの時間にすごい人になっている。

さらにバスの行列。何かと思ったら「RACE DAY TRANSFER」ってバスで外国からの参加者をお台場とかから移送しているバスの列でした。道沿いにずらっと並んでいて見かけただけで20台くらいいました。


さらにスタートエリアが広大で事前に地図を見ても都庁のあたりって二層になっているので分かりにくい。現地に行けば案内が出ているでしょうってことで行ったのですが、案内の誘導で迷わずスタートエリアへ。

スタートエリアに入るには金属探知機を通らないといけない。なおペットボトルの水分は持ち込み禁止でした。飛行機に乗るのかってチェック体制。


荷物検査を終えるとこんなシールを貼ってもらえました。


スタート準備前にとりあえず一旦お手洗い。てかトイレットペーパーまで東京マラソン仕様。


そのあとゆるゆると準備をしているとトイレ待ちの行列が伸びてきたのでスタート50分くらい前にトイレに並ぶ。結局スタート15分前くらいまで並ぶ羽目になったけど、ギリギリを狙っていたのでちょうどいいくらいでした。

そういえば、気温が高くなることを心配していたのですが、思いのほか雲が厚くてちょっと肌寒いくらいの気温でちょうどいい。

で、よしかわのスタートブロックHエリアにたどり着いたところにちょうどスタートの号砲がなりました。こんな感じ。


ただ、もう直ぐ向こうでスタート待ち渋滞が発生しているので特に走ることもなくゆるゆる歩いていく。てか見える限り人の頭でとんでもない人数。帰ってからニュースを見たら約3万8千人とか言っていたけど、すごい人の数。
スタート後になぜかマーティ・フリードマンがギターでPerfumeのポリリズムを弾いていたのでPerfumeファン的にはテンションが上がる。

で、スタートから10分くらい渋滞をゆるゆる進んでやっとスタートが遠くに見えてきました。


結局スタートラインを通過したのは20分後でした。


この時点で驚いたのは2010年とはスタートの方向が逆なこと。靖国通り方向ではなくて甲州街道に向かってスタートして直ぐにUターンして靖国通りの方に向かっていく。なんだ、これ。

そして靖国通りを鮭が遡上するようにランナーが埋め尽くす様子に感動する。2010年もこれを見てワクワクしたことを思い出した。てか、この上下8車線を人が埋め尽くすのすごい。


まずは靖国通りを水道橋まで走っていくのですが概ね下り貴重で走りやすいコースなのですが、人が多くて人を避けながら走るのでペースを作ることができない。一応5分40秒から50秒くらいを維持していたけど、一定のペースって感じではなく緩急がつく感じであんまりよくない。

そうそう、今回はシューズを最近使っていたNikeのZoomFly 5からasicsのS4+ Yogiriにしました。ZoomFly 5が寿命だったのと20数キロ走るとつま先が痛くなってくるのでasicsに変更してみました。厚底の方がハイペースで長い距離を走っても足へのダメージが少ないことは分かっていたのとMETASPEEDの評判もいいし多分大丈夫だってことで購入。2025年に入ってから使い始めたんだけど、練習で30キロくらい走っても足へのダメージがなかったので、本番も特に足のケアもすることなく走って結局ダメージがなかったので大正解。かなり足にあっている模様。
ここのところ長らく長い距離を走るとどこかに豆ができたりしてテーピングで指を覆う必要があったのでうれしい。

水道橋から右折して神保町、小川町を越えて秋葉原の中央通りへ。

大きめのマラソン大会でも10キロくらい走ればある程度人がばらけてくるはずなんだけど、相変わらず人が多くて人を避けながら走る感じ。

上野広小路まで走って折り返し。神田、日本橋三越前を通ってコレド日本橋。この辺りでトップ集団とすれ違う。速い。こちらはまだ13キロを越えたところなのにトップの選手は30キロを越えている…
さておき、そのあと茅場町経由で浅草というか雷門へ。ここは完全に撮影スポットになっていて、自撮りしている人が多かった。いや、そうなるよね。


蔵前橋を通って門仲まで走って戻ってきたんだけど、この辺りはあまり見所がなくてイマイチ面白くない。
街の風景はともかく25キロを越えたあたりでやっと人がまばらになってきて走りやすくなってくる。
この辺りで4時間15分のペースセッターを抜いていったんだけど、多分Hグループの先頭とかのペースセッターなので全然タイムは当てにならない。

さて、ここまできて体というか足の方はここまで人を縫って走るためにペースを上げたり下げたりを繰り返してきたのがたたって、足がだるくなってき始めた…と思ったら橋を越えるところの段差に足を引っ掛けて転ぶ。

横受け身のように転がったので直ぐに立ち上がって走り始める。肘などに軽い打撲感はあるもののウエアが破れたり、指先を怪我をしたりすることもなくノーダメージで済んだのは幸い(ゴール後によく見たらほんの少し膝と肘に擦過傷があった)。なお、その瞬間の心拍数は跳ね上がっていて明確なスパイクになっていたのは発見だった。ずっと150くらいだったのが180に跳ね上がって直ぐに収まっていた。

この頃から気温もちょっとずつ辛くなってくる。走る向きによってすこし風が吹いていて向かい風の方が気持ちいいみたいな感じ。給水も取りすぎると胃がやられるのでスポーツドリンクで少しだけ吸水して、水はそのあと口を濯ぐのと背中にかける感じで走り続ける。

日本橋ありでちょうどお昼くらいだったんだけど、みんな暑さを嫌ってかろうじてある日陰を走るのでコースの片側に人が集まるような感じで面白かった。

そういえば、以前のコースは30キロくらいの銀座を過ぎて佃大橋を渡ると雰囲気が一変したけど、新しいコースはずっと盛り上がっている。

有楽町のあたりだともう距離的にも10キロを切って終わりが見えてくる感じなんだけど、体もなかなか辛い状態。あとタイム的にサブ4は難しそうなのも見えてくる。ただスタートラインまで20分くらいかかっているので「このタイムから20分引いて」とか考えるけど正確なタイムがイマイチわからない状態。

てか、やっぱり水分補給は失敗していて水分を取るとしばらく脇腹が痛くなる。とはいえ暑いので水分は取りたいというジレンマ。この辺りからタイムがキロ6分くらいに失速。三田が遠いこと…工事中も手伝って増上寺の写真を撮る気も湧かず。

給水は相変わらず失敗だったけど、補給の方は半年前のアクアライマラソンで30キロくらいから胸の辺りが辛くてすごく嫌な感じだったんだけど、過去の経験から補給に失敗するとこの症状が出るのを知っていたので、今回は補給食のジェルを8個持って5キロ毎に接種していたんだけど、これは正解で先に書いた脇腹以外の気になる症状は出なかった。

三田から戻ってくるあたりで10キロ地点くらいからずっと付近を走っていた人がどんどんばらけ始める。ペースを維持できてどんどん先へ行く人もいれば、失速したのか折り返しをまだ目指していたりなんだり。
そしてあちこちのマラソン大会で見るロッキーのテーマソンをかけるロッキーおじさん。いつもは30キロ地点なのに今回は芝公園の辺りにいました(37、8キロあたりかな?)。

そして有楽町まで戻ってきて、最後の1キロの丸の内仲通り。ここは左右の応援が多いのと近いのですごく良かった。


そしてゴール!タイムは4時間8分30秒。ひと月前くらいはサブ4をギリギリ狙えるかな?なんて思っていたのですが、気温的に無理だろうと思ったので、まぁ妥当なタイムでした。


ゴール後のメダルを受け取ったりなんか色々もらったり、荷物受け取り、更衣室までの距離がなかなか長いのが今ひとつ。天気が良かったからいいけど、これ雨が降っていたらかなり地獄だったと思う。

あと、この写真でみんなが羽織っているゴールするともらえたポンチョ型のタオルは着替えとか、夏場のランニングの後に汗が止まらない時に羽織っていられるのでよさげ。

そういえば、ゴール後に更衣室でランニングウェアを脱いでPerfumeのファンクラブ限定Tシャツの2025年版を着たら、直ぐそばに同じTシャツで東京マラソンを走っていた人が現れて思わずお互いで笑って「おつかれさまでした」とか挨拶したのはなかなか面白かった。

そんなわけで東京マラソンはこの手の都道府県主催の大きなマラソン大会の中でも何もかもが格が違うのをまざまざと感じたし、沿道の応援もきれないしでとても楽しかったです。また出たい。

ヨシカワ ブログ