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クリックバルブ導入

便利そうなのでクリックバルブを導入してみました。


昨年頃からクリックバルブに関する情報は見ていて、登場当初は「便利そうだけど、なんかまた独自規格が出てきたなぁ…」くらいに思っていたのですが、なんとなく流行りそうな気配を感じたので導入してみました。

結論を先に書いておきます。
とにかく便利。仏式バルブには戻れないくらい便利。
ただし現状は少数派なので導入コストがかかること、またポンプ側のアダプタが米式前提なので仏式のポンプしかなかったヨシカワはポンプを買い替える羽目になりました。『毒を食らわば皿まで』といった心境です。

前置きはさておき、まず最初に買ったのは「シュワルベクリックバルブ 仏式変換用キット」。


中身はClickのポンプヘッドアダプタとClickのバルブコアとバルブキャップが二つずつとバルブキー。


そして携帯工具に入れておくためのCLIK ポンプヘッドアダプター(アルミ製)


中身はこんな感じでバルブヘッドだけ。


ちなみにこの時点でClickバルブ変換キットが3,135円、CLIK ポンプヘッドアダプター(アルミ製)が2,570円であわせて5,705円。便利になるのは分かっていてもこんなちょっとしたパーツがこの価格というのはなかなか受け入れ難いものがあります。自転車関係の市場が小さい&新し物好きの宿命的な何かでしょうか。

グチはさておき、早速バルブコアを交換。続いてポンプにバルブヘッドをつけようとしたらつかない…
ポンプヘッドはヒラメを使っているのですが、これが仏式。「仏式変換用キット」と書いてあるのですが、これはバルブコアが仏式用って意味でポンプヘッドは仏式ではなくて米式用だと知る…

たまたまCYCPLUSのAS2 Proを持っていて、付属の延長ホースの先端の仏式パーツを外すと米式なることを知っていたのでとりあえずこれで試す。

めちゃくちゃ便利。これまでの仏式バルブの
  1. 先を緩める
  2. 少し空気を抜く
  3. 空気を入れる
  4. 先を閉める
って作業がただカチッと繋いで空気を入れるだけなのでめちゃくちゃ楽です。

個人的にはCYCPLUS AS2 Proの延長ホースの仏式がねじ込むタイプなので、ホースを外す時にバルブコアごと外れて空気が抜けたことがあるので、そんな意味でも安心。
※外出先でパンクしたらバルブコアを変えなきゃいけない問題はあるけど、バルブコア交換はすぐだし問題ないかな

便利なのは分かったのですが、仏式専用で運用していたフロアポンプにClickのポンプヘッドがつかないので普段使いができません。
仏式のバルブヘッドでも空気は入るのですが、Clickを導入したのにそれでは本末転倒なので、それは却下です。ヒラメポンプヘッドを米式にする「HIRAME ポンプヘッド用アダプター」なるものがあるので、これを導入するのが本来は手っ取り早い。
ただこれを使ってしまうとよく友達と自転車で遊びにいく時にフロアポンプを車に乗せていくのですが、その時に仏式の人にポンプを貸せなくなるので却下。

では仏式ポンプにつけて米式にするアダプタを探す。AmazonでYFFSFDC 自転車バルブ変換アダプターを見つけたので購入。ちなみに商品の「米式→仏式」という表記方法は「バルブ側→ポンプ側」です。矢印の意味を逆に考えていて「仏式→米式」を買ったら米式ポンプヘッドで仏式バルブに使うためのアダプタが届いて使えませんでした。軽く書いていますが軽く切れましたよ。

で届いたアダプタがこれ。

左側が仏式で右側が米式。ここでみてわかると思いますが、仏式の部分が超短い。

ヒラメにポンプヘッドに確かについて空気入れとして使えるのですが、車に雑にフロアポンプを入れたらシートに下にヘッドだけ転がって泣きながら探すとかが目に浮かびます…

で、しょうがなくLEZYNE STEEL HV FLOOR DRIVE 3.5を購入。いま使っているフロアポンプが2004年にSpecialized SIRRUSを買った時に「あ、クロスバイクってママチャリの空気入れ使えないんすか!じゃ、空気入れも買わないといけないんですね。」みたいな感じで買ったやつなので気づいたら20年以上使っていて買い替えたかったてのもあります。ちなみにNITRO AirBazookaってフロアポンプです。


ミャクミャククジで二等賞で貰ったぬいぐるみと比較するとこんな感じ。

LEZYNE STEEL HV FLOOR DRIVE 3.5を選んだポイントはLEZYNEのHVシリーズがいまっぽいので使いたかったのです。HVはハイボリュームの略で、一回あたりで入れられる空気量が多い反面、対応気圧は7Barまでとなっています。これは、以前のロードバイクが細いタイヤに高圧を入れていたのに対し、最近のロードバイクはタイヤが太くなり低圧で使うことが増えたため、高圧まで対応するよりも、ポンピング回数を減らす方向にした方がいいよねってシリーズ。

アナログの空気圧計もこんな感じで7barまでなので見やすいです。


すげー長くなりますがClickのポンプヘッドも無事つきました。

買ってから気づいたのですが、根本のボタンで空気を抜けるので空気圧の調整もやりやすいです。
書き忘れたのですが、Clickバルブ唯一の欠点が空気圧を下げるのがやりにくいこと。バルの中央のパーツを押す必要があるのですが、ほぼ飛び出ていないため2mmの六角レンチなどで押す必要があり、これが手間でした。しかし、このポンプならその問題も解決です。
ちなみに、クリックバルブにこのポンプヘッドだけを付けるとこの先端の部分を押しているのか盛大に空気が抜けます。


と気分が良くなっていたのですが「LEZYNEよりClikバルブ専用のインフレーションシステムが発売開始!」なんてニュースが…Click専用のフロアポンプがLEZYNEから登場したとか。せめてもの救いはLEZYNEのフォロあポンプユーザ向けに「CLIK CHUCK」って商品があるので上の写真のようなゴチャゴチャした状態をもっと綺麗に出来ます。確かにこの方が美しいのでこれを買いますよ…

ちなみに、このヘッドが出たことを知ったのは「クリックバルブ最高だぜ! ~ただしLezyneは許せない ~」から。自分もなかなかな苦労をしていますが、この方には負けます。

そうそう、さらに残念だったのはHVなフロアポンプを買ったのにそれまで使っていたNITRO AirBazookaとLEZYNEのフロアポンプでバルブコアを外して空気を抜いた状態からポンピングの回数を比較してみたのですが、同じでした。つまり、20年前に買ったこのフロアポンプは、実はハイボリュームな仕様だったのです。振り返ってみると何度かチューブレスを使った時にビード上げに苦労したことがなかったので運が良かったと思っていたのですが、フロアポンプもよかったのかもしれません。

なんだか褒めているんだか愚痴なんだかよくわからない文章になってきたのでこの辺でやめておきます。
Clickバルブ自体は導入コストの面さえ目をつぶればすごくいいと思います。ヨシカワは運悪く仏式しか使えないフロアポンプ環境だったのでえらい目にあったというだけの話です…



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