OS X Mountain LionでApacheを使う
「最新のポルシェが最良のポルシェ」同様にMacも迷わず最新の状態で使うよしかわはとしては当然すぐにOS X Mountain Lionにしました。いろいろ便利になっていたりするのですがWebサーバとして使う場合はいろいろ癖があったのでまとめてみたいと思います。まず面食らったのが「システム環境設定」の「共有」にこれまであった「Web共有」がなくなっています。
ではどうするかと言えば、ユーティリティフォルダの「ターミナル.app」を起動して下記のコマンドを入力。
sudo apachectl restart(もしくはstop、start)
パスワードが聞かれると思いますが、管理者権限でログインしているユーザのパスワードを入力してください。
これでApacheが利用できます。
※これ以下は「ターミナル.app」上でエディタが使えない人はあきらめてください。
※※ローカル環境でWebサーバを利用することを念頭にしているためセキュリティに関する設定は考慮していません。
次にPHPが使えないこと。
これは“/etc/apache2/httpd.conf”の下記の部分がコメントを外すと利用が出来ます。
#LoadModule php5_module libexec/apache2/libphp5.so
なお、設定変更後はApacheの再起動が必要になります。
最後にユーザディレクトリのSitesが利用できないこと。
まず、該当ユーザ直下に「Sites」フォルダを作って、アクセス権を全ユーザで「読み/書き」にします。
設定ファイルを作成します。サンプルファイルがあるのサーバ内にあるので下記のようなコマンドを入力してサンプルファイルを複製します。「ユーザ名」の部分だけ適切なものに変更してください。
sudo cp /private/etc/apache2/users/Guest.conf /private/etc/apache2/users/ユーザ名.conf
複製したファイルを見ると下記の通りになっていると思います。赤字の部分を適切なユーザ名にしてください。
<Directory "/Users/Guest/Sites/" >
Options Indexes MultiViews
AllowOverride None
Order allow,deny
Allow from all
</Directory >
最後に設定変更を反映させる為にApacheを再起動するとユーザディレクトリのSites以下に置いたHTML、PHPのファイルにアクセスが可能になります。