TIME NXR INSTINCT BlackLabeに乗ってみた
利根川サイクリングロード、江戸川サイクリングロードと平地中心ですがTIME NXR INSTINCT BlackLabeで200kmほど走った感想を書いてみます。ただ新車が来て頭がお花畑な状態なのでそのぶんを差し引いて下さい。
NIKON COOLPIX AW100
まず、よしかわの自転車遍歴はこんな感じのBMC馬鹿です。
- BMC Street Fire SSX(以下SSX)
フレーム素材:アルミ(超堅い) - BMC Team Machine SLT01(以下SLT)
フレーム素材:カーボン(柔らかい) - BMC Racemaster SLX01(以下SLX)
フレーム素材:フロントカーボン、リアアルミのハイブリッド(堅い)
- Mt.富士ヒルクライム:1時間24分22秒
- スーパーヒルクライム:1時間3分
- ふじのくにCYCLE FES. 2011 in 新東名:2時間36分16秒(ラスト10キロで集団落ちトップから9分遅れ)
前置きはこのくらいにして、乗ってすぐ感じるのは路面からの細かい振動が伝わらないこと。路面の状態が一段良くなったような走行感覚です。「TIMEは振動吸収性がいい」なんてよく聞きますが「そもそも振動吸収性って何?」って感じなのですが、TIMEのフレームに乗ってみて「この感覚を言っているのか?」なんて思った次第です。
そして今回フレームを新しくするにあたって一番心配だったフレーム自体の剛性ですが、これは狙った通りかちょっと固めくらい。SLXからSLTに乗り換えるとフワフワした乗り心地で面食らうのですが、NXRはそんな事は無くしっかりとした乗り心地。そして、固めのフレーム特徴だと思っているのですが重めのギアで加速をすると楽しくなるくらい加速してくれます。
NIKON COOLPIX AW100
しかし、フルカーボンだけあって体へのダメージは少なく、100kmくらい乗った後でも疲労でぐったりする事も無く普通に遊びに行く事が出来ます。これはSSXからSLTに乗り換えた時と同じ感じ。そしてSLXに乗り換えてから再び出来なくなった事だったりもします。そして悩みの種だった腰の痛みも出ない。
これは、自転車に乗っている時にも差として現れてきて、SLXで調子に乗って走って脚が売り切れるとそれ以降は残念な感じでしか走れなくなってしまうのですが、NXRは脚が売り切れるまでが遅くなるのと、売り切れてからも復活してまた踏めるようになります。
ハンドリングとか挙動についてはこれまで乗ってきたBMCと差が分かりません。
それよりも、ポジションを変えた影響がなかなか大きい。これまでと比べてサドルを1cm上げて、ハンドルを1cm下げています。後ろ加重気味だったのを修正って事とハムストリング(お尻から太股の筋肉)を使って走れるようになった方が結果的に速くなれるとのアドバイスのもとに決めたのですが、まだ体が慣れていないためケイデンスが110くらいとか向かい風の中でペースを上げて走ったりするとすぐにお尻の辺りに筋肉痛が来ます。
これはVibram Five Fingersで走り始めた時にも感じた筋肉痛なので少しすれば慣れると思うのでいまはがんばって走ります。
残念点はすべて分かっていた事ですけど3つ、一つはトップチューブのスローピング。信号待ちの間でここに座る癖がついているのですが、このフレームでそれをやると予想以上にお尻が沈んで転びそうになります。もう一つはSLT、SLXとケーブル類がフレーム内装だったのですが、NXRはケーブルが外側を走っているので自転車を持ち上げる時に気になります。最後に一つは黒いフレームなのでホコリが結構目立ちます。すべて見れば分かる内容なのでいちゃもんに近いですね。
「ヒルクライム好きとしては肝心のヒルクライムでどうなのよ?」って思いがあるので、どこか登ってきたい所ですが、予定がいろいろあって遠征出来ず。家の近所にいい上りの山があるとよかったんですけどねぇ。
あと、非常に狭い話だけどツール・ド・ちばで毎年ある清洲養老ラインから勝浦ダムへの道がどんな感じで走れるかが気になる所。このコースは絶妙なアップダウンが続くためペースに乗るとアウター×トップのダンシングでずっと走る事が出来ます。ただしSLTの場合。感覚的な話でしかないのですが、SLTのフレームというかチェーンステーが大入力に対していい感じでしなってくれるようで、脚力以上の走りがここでは出来ます。SLXはチェーンステー周りががっちりしているのでしなってくれないのか途中で力つきます。NXRではこれがどうなるかが気になる所。
とりあえず、軽く乗った範囲での感想はこんな感じです。
また、いろいろ走ったら何か書きます。