グラベルロード始めます
少し前から興味のあったグラベルロード Niner RLT9 STEELを購入しました。
写真を見て「あれ?」と思った人は鋭い。カラーリングが2021年モデルです。
実は2021年の初めに注文したのですが、コロナ禍の自転車パーツ流通混乱の煽りを受けて全然パーツが手に入らずやっと2022年頭に完成しました。
Ninerにした理由ですが、最初はTrekのCheckpoint SL 5を考えていたのですが、興味がグラベル以外にバイクキャンプも興味が出てきたのでバイクパッキングができるように丈夫なことと、あとCheckpoint SL 5がそこそこ走りそうなのでロードバイクとの棲み分けを明確にしたいのでスチールがいいかなぁ…あと鉄のイベントにも出れる!ってことで以前から気になっていたNinerに決めました。
構成はざっくりこんな感じです。
- フレーム:Niner RLT9 STEEL
- コンポーネント:GRX810
- ホイール:FULCRUM Racing 3 DB
- タイヤ:IRC BOKEN(チューブレス運用)
サドルは以前使っていたSelle SMP Composit、ペダルは輪行で持ち物を減らしたくてSPDを試したことがあった時のペダルを使い回しています。
ざっくりこんな構成で11kgぐらい。マジで重いです。
あとスモールパーツはTHOMSONで揃えています。
スチールバイクにはTHOMSONという刷り込みがされていたので、シートポスト、ハンドル、ステムをTHOMSONにしてみました。
てか、初めて買ったのでTHOMSON袋の存在を初めて知りました…こんな袋に入っているのね。
この袋自体が使えてちょっと嬉しいな。
細かい話ですが、最初の写真はステム長確認用に暫定のステムがついていますが、先日THOMSONのX4ステムに変更しました。あと全てELITEでMASTERPIECEのシートポストとかまでは逝っていません。
あとホイールはFULCRUM Racing 3 DB。ロード用のホイールなイメージがあったのですがディスクブレーキ版はASTMカテゴリが2のグラベルでも使えるホイールということなのでスポークパターン2:1好きなのとチューブレス運用するつもりだったのでスポークホールがないホイールの中では比較的廉価なホイールということで選びました。
で、こんなグラベルロードであちこち走ってきました。
重量が11kgくらいあるので、走り出しの軽快感とかはありませんが走り始めるととにかく滑らかに走ります。てか比較が7kgぐらいのBMC SLR01なので比較が間違っています。しかしBMCと比較してもすごく滑らかだし、走っていてすごく気持ちい。江戸川サイクリングロードで路面から受ける感覚ががBMCと変わらないような滑走感。ただBMCのように弾けるような加速感、踏んだ力がそのまま前進する力に変わっていくような感じはありません。
鉄のロードバイクでBB周りがグニャグニャする鉄の自転車に乗ったこともあるのですが、そんな感じは全然ありません。なんというか剛性も適度な感じで走っていて疲れにくいのもいい。
IRC BOKEの36cなんて履いているのでターマックというか不整路以外ではかったるいのかと思っていたのですが、全然そんなことはなくて普通に走れる。30キロ位での巡航は問題ない感じです、35キロくらいまで上げると空力的に不利な感じがしてきますが、そんな性能を求めているわけではないので問題はなし。それよりもグラベルロード自体のコンセプトとして自宅から自走してグラベルな場所まで走っていってそのまま帰ってくるみたいなのがあると思いますが、それがよくわかりました。
そして、急に走る道を選ばなくなった…というのは言い過ぎだけど走れる場所が増えたので江戸川サイクリングロードを走っていてもいきなり土手を走り降りたりとか自由度が増した分自分の発想力を試されるようになりました。
そうそう、油圧ディスクロードは初めてなんだけど、ブレーキが軽いのはいい。ただブレーキのストロークがあんまり調整できないのは不満。遊びをほぼ無くしてブレーキの立ち上がりを鋭くしたい。ってことでマニュアルを見て調整した範囲では一番ストロークを無くしたつもりだけど不満。
自転車屋さんで相談したら、オイルを増やすとストロークが多少短くなるけどSTIが壊れたとか…それはやめておこう。すこし遊びが多くてエア噛みしているみたいということで少し調整してもらいました幾分良くなりました。カックンな効き方ではなくて、ある意味自然なブレーキの立ち上がり。一般的には非常に理想的な状態になっていると思います。
あと手元にあったSPDペダルは嵌めにくいのに何故かリリースは軽すぎてなんだか嫌な感じです。固定力を調整してみるもいい塩梅にできず。XTRのペダルに変えようかな…ペダルはいいやつにしたほうがストレスが少ないとBMCにデュラエースのペダルを使ってみて思ったので変更するかもしれません。
グラベルは江戸川サイクリングロードの埼玉側(右岸)の土手の内側がひたすらグラベルなので走ってみたのですが、ガタガタ走るのは面白いのですが、単調なのと土手の上を軽快に走るロードの人たちを見ていると「なんでこんなことをしているんだ?」って思いがいっぱいになってダメでした、求めているグラベルはここではない。
ってことで、筑波山に行ってきました。
これだ!
誰もいない森の中のグラベルを黙々と走るのが楽しい(下りは怖い)。ただ10%越えを上りでダンシングをしようとするとリアが滑るので黙々と踏んでいくの非常には辛い…31×34という1:1を未満のギア比でも足りないので40くらいにしたくなるけどディレイラーのキャパシティが34Tまでなので42Tが使えるRD812が羨ましくなる。いや、体を作るのだ!
それはともかく、今回のグラベルコース誰かがあげていたGarminのログをナビにして走ったんだけど、途中でClimbProの表示になってコースがわからなくなってモトクロスやジムニーで道無き道を行く人たちのコースに迷い込んでひたすら自転車を押して歩くことになって遭難するかと途中不安になった。
でもGarminの地図には道がちゃんと表示されていたから「このまま行くか…」なんて進んでいったんだけど、後から調べたら大塚真壁線って有名な酷道ならぬ険道でした。えらい目にあったけど、いい経験になった。
ロードに長く乗っていたせいでチューブレスの空気圧を下げるってのがどうも受け入れられず気圧高めになってしまっているのですが、グラベルではもっと気圧を下げたほうが上りのグリップは増すはずだとかちょっと悩んでみます。
そのほかロード乗りがグラベルを始めていろいろあーでもないこーでもないと悩んでいるのでまた何か書きます。
そんなわけでグラベルロードを手に入れて今までのロードとは違うところを走りに行ける楽しい世界が広がったので、いろいろ開拓しようかなと思うのでした。