自転車で福島あたりを走ってきた
10月の三連休の最初の二日を使って福島あたりをサイクリングしてきました。
浄土平を見たくて福島駅から浄土平を越えて一泊、次の日は猪苗代湖の辺りをサイクリングという計画しました。
天気予報は晴れだけど風が強そうな感じだったので風を覚悟しつつ福島に向かいました。
自転車乗りの朝は早い。ってことで6時半くらいの新幹線に乗るために日の出の頃の電車に乗る。
しかし向かう途中の天気予報は色々怪しくなってきた。さらに福島に着いた頃は雨が止んでいたのですが、これから向かう浄土平には雨雲が…雨雲レーダー的にも断続的に雨が降りそう。一緒に行ったメンバーで郡山経由で宿を目指すか、このまま突撃するかという話を駅でしたら「晴れ男だから大丈夫でしょう」って人ばっかりだったので浄土平に突撃する事にしました。
しかし、残念な事に徐々に強まる雨、標高が上がるに従って下がる気温と強まる風…あまりにも雨も風も強くなってきたので途中で雨宿り…なんて感じで避難している人たちに混ざるべく立ち止まったのですがいかんせん気温低すぎる。
よしかわは気温が低いのが極端に苦手なので、屋内に逃げ込める浄土平ビジターセンターまで行く事にする。
寒いながらも登りで体温は維持される、ちょうど冬の雨のマラソン大会みたいな感じか?しかしここまで状況が悪くなるとは思っていなかったので補給食などが一切ない状況。気温低下で体力を奪われてハンガーノックが少し心配。ペースはあまりあげずに省エネペースで登る。もっともビジターセンターまでの距離表示を見るとなんとかなりそう。
前日に一緒に行く同僚に「フルフィンガーの手袋入りますかねぇ…」とか聞かれて「まだ10月だから大丈夫だよ」とか言ったのは失敗だった。あとアームカバーを暑いかもとか思いつつも裏起毛タイプにしておいたことが大正解だったとかいろいろ思いつつ登る。
てか、ヒルクライム自体が辛くて登ること以外何も考えられなくなるんだけど、さらに悪条件が積み重なって本当に余計なことが考えられない。個人的にはこんな状況が一番頭のリフレッシュになるのを経験則で知っているので辛いけど大好物だったりします。
まぁ、そんなこんなで浄土平ビジターセンターに到着。先ほど雨宿りポイントにいた人たちも登ってきてた、話をしたら宿が自分たち同様に猪苗代湖の方に宿をとっているので辛くても越えていくしかないという状況だとか。
いやー、寒かったので浄土平ビジターセンターが完全に天国。
全然知らなかったんだけど、このセンターの前の吾妻小富士が有名なのか、雨の中でも登山している人が結構いた。
なお、雨風の厳しさに負けてせっかく行った浄土平の写真は一枚も撮れなかった…
一緒んに行ったメンツが全員登るのを待ちつつしばらく雨宿り。たぶん2時間くらいここにいた。
雨雲レーダで雨が止みそうなタイミングで出発。
しかし、外に出たら寒いこと。雨もそこそこ降っていたので失敗かと思ったけど、しばらく降ると雨も止んで絶景が視界の前に広がる。
「獲得標高と絶景は正比例する」って説を周りに説いて回っているんだけど、素晴らしい風景を見ることができた。
宿は中ノ沢温泉にある花見屋旅館だったんだけど、自転車乗り用にサイクルラックのある部屋だった。3台は止められるようになっていた。
しかし、よしかわ達は雨で自転車が汚れまくっていたので自転車を屋内に持ち込むのは憚れる状況だったので車庫の奥に自転車は置かせてもらいました。自転車フレンドリーな部屋だったのですが、宿にはコインランドリーはなかったので洗濯はなんとかしないといけません。結局無理やり洗い物をしてこのサイクルラックはハンガー掛けになっていました。
温泉は源泉掛け流しでかなり熱かったんだけど、宿の人に聞いたら「数日前から温度高めなんですよね…」とか言っていた。
二日目は打って変わって快晴。
猪苗代湖の周りを一周するつもりだったんだけど、経験者がいて道が整備されていないという話だったので会津鶴ヶ城へ向かう。道すがら磐梯山。まじ快晴。
そして会津鶴ヶ城。会津盆地って言葉は知っていたけど、実際に自転車で行ってみると確かに盆地。帰りは猪苗代湖に向けていい感じのヒルクライムがあったり。
お昼は大久保商店で馬刺し。会津って馬刺しが有名だったんですね、全然知らんかった。数日後に会津の馬刺しをみて…「あー」っとなる。
なお、猪苗代湖湖の周りの道を少し経由して郡山駅に下って行ったんだけど、国道49号は交通量も多く路側帯付近の面状況もなかなかスリリング。アドバイスに従って大正解だった。
そんなわけで初日が過酷だったり、二日目が大幅に予定が変わったりしたけど厳しく楽しい福島旅行でした。