[景品表示法に基づく表示]本サイトでは記事内のアフィリエイトリンクから収入を得る場合があります

Pinallero F7に1年ほど乗ってみた

Pinallero F7に1年ほど乗ってみたので感想を書いてみます。

Https:/live.staticflickr.com/65535/54448203476 edee3ba83f c.


最初にざっくりとした感想を書いてしまうと、欠点のないオールラウンドバイク。ただし特徴は特にないのでいい悪いで言えばいいロードバイクですが、楽しい、つまらないで言えばあんまり楽しいロードバイクとは思えません。なんかジワジワと「イイかも」と思える感じ。

まずはPinarello F7について。

Pinarelloの中ではDogmaを頂点としてその次のセカンドグレードとして存在するロードバイク。Dogmaのカーボンが東レのT1100に対してT900を使用しています。コンポーネントの違いでDuraAceを搭載したF9とUltegraを搭載したF7があります。一つ下のラインナップとしてT700と105を組み合わせたF5というモデルがあります。

なんて書いてみたものの、DogmaにもF5にも乗ったことがないので差はよくわかりません。Specializedとかはグレードが違っても乗り味は揃えてあって重量が違うとか言いますけど、Pinarelloもそうなんですかね?てか、DogmaとF9〜5は同一形状のフレームじゃないか。

そんなわけでこれから書くレビューの比較対象は基本的にこれまでよしかわが乗っていたロードバイクです。2013年から2018年までがTIMEのNXR INSTINCTと2018年から2023年まで乗っていたBMC SLR01との比較対象になります。他のPinarelloのフレームは試乗すらしたことがないのでわかりません。

あと、この1年での走行距離が3000キロにも到達していないので全然乗れていません。最近夏が暑すぎて距離を稼げないのはどうしたらいいんでしょうね…

現在の構成はこんな感じです。
  • 車体:ピナレロ F7(サイズ53)
  • ホイール:WH-R9270-C50
  • タイヤ:MICHELIN POWER CUP 28c
  • サドル:SELLE SMP COMPOSIT
  • ペダル:PD-R9100

細かいところではディレイラーハンガーがダイレクトマウントになっているのと、スルーアクスルがDT SWISSのものに変わっています。

さて、そんなPinarello F7ですが乗っていて思うのはとにかくストレスがない。
レスポンスのいい走りでありながら、ペダルを踏んだ時の反発もないので足への疲労が小さい。そして乗り心地もよい。一体型ハンドルは止まっている状態で見ると「ゴツい」って感じだけど、丸パイプではないおかげで縦方向によくしなるのかよくわからんけど手が痺れにくい。

ただ乗り心地はフレーム自体の振動吸収はそれほどでもない。TPUのチューブを使っているのでそれも相まって乗り心地が悪くなりそうなのですが、28Cのタイヤを使うことでエアボリュームの正義で押し切っている感じはあります。

欠点というか困ったのは、一体型ハンドルやエアロシートポストの特殊な形状。
とにかく一般的なライト、ベル、テールライトをつけるのに一苦労します。

フロントライトは純正のハンドル用Garminマウントの下にGoProマウントが用意されているのでそこに取り付けています。

ベルはこんなふうにベル付属の22.2mmと31.8mmのバンドを結んで延長してなんとかしています。
DSC05936.jpg


テールランプ件リアレーダのGarmin Varia RTL515は専用のマウントキットをNeat ComponentsのDogma F用の専用マウントをヨーロッパから個人輸入して使っています(微妙に合わないのでやすりで削って調整しました)。
DSC05986.jpg


期待外れだったのは空力関係でしょうか。シートポストもDogmaなみに薄くなっていたり2021年からUCIのフレーム規制緩和以降のDogmaの流れを組むフレームかつホイールもこれまでの30mmから50mmになっているけどそんなに差があるか?って感じです。
よしかわは基本的に同じコースばかり走るので特定の場所で明らかにPinarello F7にしてアベレージスピードが上がったというところはあるものの限定的で全体で見るとそれほどか?実際Stravaなんかで過去のPRを平地とかで上回ることがほぼありません。
もっともStravaのデータって2011年からのものでピンポイントで風向きの良かった日に出しているのでとんでもない速さなんですよ。暴風の江戸川サイクリングロードで70キロ巡航しているみたいな…
それは例外としてもなんか全体的にそんなにアベレージが上がった感じはありません。

最後に肝心なことですが、ロードバイクとして楽しいかと言えばそれほどでもない。
BMCの方が楽しかったし、TIMEは乗っていて明らかに別物だったりがあったのですが、なんか特徴がないんですよね。もっとも色々試乗していると似たような感じのロードバイクが多いので最近のロードバイクでレース寄りのモデルはそんな傾向なんですかね。

最後にどうでもいいけど重要な事としてロードバイク全体としての佇まいは非常に気に入っています。有り体に言えばかっこいい。ロゴが白かったら完璧でした。

また、1年後とかに何か書きたいと思います。

ヨシカワ ブログ